こんにちは、DC山岳部ちか(@dc_mountain)です。
12月中旬の平日休みに丹沢主脈縦走してきましたが、前回は大倉から塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳(蛭ヶ岳山荘宿泊)までの1日目をブログに書きました。
今回は2日目、蛭ヶ岳山荘からいよいよ核心部の主稜線を歩いて檜洞丸へ。ツツジ新道を通って西丹沢ビジターセンターへ下ったコースをブログで紹介していきます。
下山後は、もちろんビールで乾杯&西丹沢の中川温泉で疲れを癒してから帰路につきました!
丹沢の奥深さに改めて気付かされた2日間になりました!
丹沢主稜縦走2日目
では、丹沢主稜トレイル縦走2日目のコースを紹介します。
蛭ヶ岳山荘の日の出
蛭ヶ岳山荘から、この時期は日の出は0630分頃。
太陽に照らされて空が赤く染まり、街がキラキラ輝いて見えました。
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ちょっと雲がありましたが、無事に日の出を拝むことができました。
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昨日、小屋のスペースに干させてもらった雨具や帽子・手袋もしっかりと乾いていました。
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朝食は豪華とは言えませんが、このような場所でお腹いっぱい食べられることがうれしいですね。昨夜と同じビュッフェスタイルでした(ごはんおかわり自由+おかず)
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蛭ヶ岳を出発!
居心地のよい蛭ヶ岳山荘を後に、7時くらいに出発しました。
今日は朝から富士山が拝めました!
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しばし富士山を前方に眺めながら、けっこうな急斜面を下っていきます。
雪が残っているところは、朝は凍っているので滑らないように注意して歩きます。この時期は、お守りがわりにチェーンスパイクなど持っていると安心ですね(今回は使いませんでしたが)
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蛭ヶ岳から一旦かなり急斜面を下るのですが、長めの鎖場もありました(あまり危険度は高くありません)
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しばらく下って落ち着いたところで後ろを振り返ると、もっこりとした形の蛭ヶ岳が聳えていました。あんな急斜面を下ったのかーと感慨深い気持ちになります。
逆ルートだとけっこう大変そうです。
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一度鞍部まで降り切ってから臼ヶ岳まで登り返すと、檜洞丸方面にまた富士山が見え隠れしはじめます。
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アップダウンを繰り返しながらヤセ尾根や残橋・階段・はしごなどを通ります。檜洞丸への怒涛の登りまで、いったんぐっと標高を下げます(やめて〜笑)
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短めのはしごもいくつか通りました。
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ようやく登りに差し掛かりますがこれが縦走最後の難関で、檜洞丸まで登り切ればあとは下りのみ。最後に力を振りしぼりました。
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辺りが開けてきてブナ林に変わったら、山頂まではあと少しです。
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真っ青な外観が特徴的な山小屋「青ヶ岳山荘」に到着しました!
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中でコーヒーでも飲んで休憩しようかと思いましたが、なんと平日は無人でお水のみ提供しているようです(緊急時のために開放されています)
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山頂まであと数分の立地ですが、以前檜洞丸に日帰りで登った際に、青ヶ岳山荘前から見た蛭ヶ岳の稜線がかっこよくて今回のルートを歩いてみたいと思いました。

檜洞丸山頂からの絶景
檜洞丸は日帰りで何度か来ているのですが、やはり冬場は空気が澄んでいて木の葉が落ちているので、富士山がよく見えます。
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山頂のベンチでまったり休憩しながら見る富士山の景色は最高です。
今回下るのはツツジ新道ですが、大室山へと続く主稜線方面(犬路路方面)の景色はすばらしいのでいつもチラ見して帰るようにしています。
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▼犬越路方面のコースを歩いた時のブログはこちら
檜洞丸から西丹沢ビジターセンターへ下山
檜洞丸からの下山ルートも絶景です!
歩き始めてすぐに相模湾がキラキラ輝いていました。素晴らしい!
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そしてもちろん富士山を見ながら下山できます。この景色大好きです。
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あとはけっこうな急斜面にはなりますが、ガシガシと下っていきます。
途中で小さな鎖場やはしごがありましたが、基本的に難しいところはありません。
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急斜面を降り切るとゴーラ沢に出ます。
ここで沢を横切りますが増水時には歩けないこともあるので注意が必要です。
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ゴーラ沢を横切ったら、急斜面は終わり、西丹沢ビジターセンターまでなだらかな巻道が続きます。
少し崩落しているような場所にはロープが張られていました!
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檜洞丸から西丹沢ビジターセンターへ下るルートは「つつじ新道」を呼ばれていて、春には山のつつじ「シロヤシオ」が咲くことで有名です。
シロヤシオの木(だと思うのだけど)が斜面一面に広がっている様子も見れました。
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どんどんと足を進めていき、西丹沢ビジターセンターまでは後少し。
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登山口に到着しました〜!疲れた〜!
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下山後は、バスの時間まで少し時間が空いてしまっていたので、ビジターセンター近くのキャンプ場「ウェルキャンプ」の売店でビールをゲットしました。
丹沢縦走最高!乾杯!
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下山後は中川温泉へ
西丹沢ビジターセンターからバスに乗車して、中川温泉「ぶなの湯」にたちよって帰りました!
ちょうど1時間後にバスがあるので、間に合うようにサクッと入るには便利な立地です。
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まとめ:1泊2日で楽しむ丹沢縦走
いつも日帰りで遊んでいる丹沢ですが、山小屋に1泊して縦走することで素晴らしい景色に出会えました!
関東エリアの中でもアクセスが良く日帰りで来れてしまう山域だからこそ、わざわざ1泊して歩こうという人は少ないかもしれませんが、山小屋に宿泊する価値が十分にあると思いました。
丹沢の麓に住んでいますが、まだ歩いていない縦走コースもあるので、次は別の山小屋に宿泊して歩いてみたいと思います。
蛭ヶ岳山荘から見た景色が脳裏に焼き付いて離れないので、また必ず訪問したいです!
▼1日目の記事はこちら
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