こんにちは、DC山岳部ちか(@dc_mountain)です。
いよいよ本格的な登山シーズンを迎え、これから登山をはじめようと計画している人も多いのではないでしょうか。アウトドアブームの影響もあり、なんとなく登山界隈も賑わってきているような気がします(ブームの中心はやはりキャンプですが)
しかし、登山を趣味にしたいな〜と考えていても、どの山に登れば良いのか計画段階でつまづいてしまう人も多いのではないでしょうか。私も山選びには頭を悩ませることが多かったです。
今回は、登山をはじめたばかりの初心者向けに、コースタイム4時間前後を目安に、関東から日帰りで楽しめる景色の良いコースをまとめて紹介します。
随時更新していく予定なので、ぜひチェックしてください!
関東周辺の日帰り「絶景」登山コースまとめ【往復4時間目安】
では早速、おすすめ絶景登山コースを紹介していきます。
登山初心者で体力なしの夫を連れて歩いている山が中心なので、ぜひ体力に自信がない人も参考にしてください。
【奥多摩】御岳山・ロックガーデン|歩行約2時間45分
御岳山は奥多摩登山入門の山で、個人的にも小さい頃から何度も訪れているお気に入りコースの一つです。東京都にある山なので電車・バスなど公共交通機関のアクセスも良く、気軽に登りに行ける山であることも魅力です。
ケーブルカー「御岳山駅」で降りてから、山頂まではほぼ舗装された道を歩いてわずか約30分。山頂には武蔵御嶽神社が鎮座しているので、参拝してからハイキングスタートしよう。
御岳山にはさまざまなコースがありますが、登山初心者にはまずはハイキング感覚で歩けるロックガーデン周回コースがおすすめ。ロックガーデンは名前の通り、清流沿いのゴロゴロした岩場に苔がむした芸術的な空間になっています。
御岳山・ロックガーデンのハイキングコースには、天狗岩・七代の滝・綾広の滝・天狗の腰掛けなどさまざまな見どころがあり、ケーブルカーや御嶽神社周辺には飲食店も多いのもうれしい。
御岳山コース概要
コースタイム:2時間45分
総距離:約5.9km
累積標高差:約560m(上り)約553m(下り)
体力レベル:★☆☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
アクセス:JR青梅線御岳駅→西東京バス「滝本駅」|中央自動車道「八王子IC」より約30分
▼初心者の夫と「御岳山」を歩きました(ブログに詳しくまとめています)
【奥多摩】浅間嶺・払沢の滝|歩行4時間30分
東京都の唯一の村である「檜原村」にある「浅間嶺」は、知名度こそは低いものの初心者も歩きやすく、周辺には質の良い温泉がたくさんあるのでおすすめの山です。
さまざまな登山コースがありますが、初心者であれば払沢の滝を起点に往復するコースがわかりやすくておすすめ。往復で4時間30分程度で気軽に楽しむことができます。アクセスも良く、電車・バスで登山口まで行けます。
もしくは、浅間尾根登山口から歩き始めて払沢の滝まで縦走するコースも人気です(コースタイム5時間30分程度)
払沢の滝は、冬の寒さが厳しい日には凍結することでも有名で、冬には「払沢の滝冬まつり」が開催されます。東京都で唯一「日本の滝百選」に選ばれている名爆なので必見です!
山頂近くからは、晴れていれば奥多摩三山(大岳山・御前山・三頭山)や富士山を望みます。
浅間嶺コース概要
コースタイム:4時間30分
総距離:約9.7km
累積標高差:約694m(上り)約695m(下り)
体力レベル:★★☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
▼アクセス・登山コース詳細などは以下をどうぞ
【箱根】金時山|歩行約2時間55分
金時山は、箱根の外輪山の最高峰の山。山頂までは短時間でアプローチできるものの、景色は箱根随一の絶景を誇ります!山頂から眺める富士山の景色はため息が出るほどです。
また、金太郎伝説の残る山としていたるところに仕掛けがあるのが面白く、普段から登山をしていない人もイベント感覚で訪れる人気の山です。
都内からも高速バスが登山口まで出ているのでアクセスの良さも魅力です。金時山山頂には茶屋が2軒あり、大粒のなめこがゴロゴロはいった「なめこ汁」が名物として人気です。
乙女口バス停から歩き始めて、金時山山頂を経て、矢倉沢峠・金時登山口まで歩くコースがおすすめです(歩行約3時間程度です)
金時山コース概要
コースタイム:2時間55分
総距離:約4.8km
累積標高差:約639m(上り)約553m(下り)
体力レベル:★☆☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
アクセス:新宿西口より小田急箱根高速バスで「乙女口バス停」復路:「金時登山口」から新宿西口へ|車の場合は金時神社・金時公園駐車場を利用
▼より詳しいコース紹介は以下のブログをどうぞ
【丹沢】三ノ塔|歩行3時間10分
三ノ塔は、丹沢山塊の南部「表丹沢」に属する標高山で、小田急線「秦野駅」から登山口のヤビツ峠まではバスで向かいます。都内からも小田急線利用でアクセスが良いところが特徴で、ゆったりと日帰り登山を楽しめます。
さまざまなコースがありますが、登山初心者であればヤビツ峠からの往復がおすすめ。ヤビツ峠には、2021年オープンのヤビツ峠レストハウスがあるので、バス待ちの時間に、ランチやティータイム・下山後の一杯(生ビール)までそろっています。
山頂からは、富士山や丹沢の山々の景色が素晴らしく、眼下には秦野市街地や相模湾まで見渡せます。三ノ塔からさらに塔ノ岳までは丹沢屈指の絶景を誇る「表尾根縦走コース」が続きますが中級以上向けです。
ヤビツ峠には車が30台ほど停められる無料駐車場あり。バスは本数が少ないので事前にチェックしておきましょう。
ヤビツ峠-三ノ塔往復コース概要
コース概要:ヤビツ峠〜二ノ塔〜三ノ塔の往復
公式コースタイム:3時間10分
累積標高差:上り(約786m)下り(約786m)
総距離:約7.0km
体力レベル:★☆☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
▼アクセス・登山コースなど詳細は以下のブログをどうぞ
【丹沢】大山|歩行2時間45分
丹沢の「大山」は、高尾山に次ぐ人気を誇る関東近郊の山で、登山初心者がはじめに挑戦する山の一つ。
古来から「雨降り山」と呼ばれていて、雨乞の神・農耕の神・海洋の守り神として信仰を集めてきました。山頂には、大山阿夫利神社の本社が鎮座していて、江戸時代には「大山詣り」が流行し多くの人が訪れていたそうです。
大山ケーブルカーを利用して大山山頂まで登るコースは、多くのメディアで初級向けとされていますが、標高差550mほどあるのでなかなかハードです。初心者の夫をはじめて大山登山に連れて行ったら、死にそうになっていました(笑)
体力的に心配な人はヤビツ峠を起点にあるくと難易度が下がります(体力的に楽になります)富士山がきれいに見えるスポットもあります!
大山登山コース概要
コースタイム:2時間45分
総距離:約5.1km
累積標高差:約958m(上り)約958m(下り)
体力レベル:★★☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
▼登山初心者の夫がはじめて登った大山登山のブログです
【西丹沢】大野山|歩行4時間10分
大野山は、西丹沢エリアにある山で、山頂からの景色は「関東富士見100景」に選ばれています!知名度こそ高くありませんが、都内からのアクセスも良く、初心者でも比較的安全に歩ける山の一つです。
小田急線の「新松田駅」から、御殿場線に乗り換えて「谷峨駅」から歩き始め「山北駅」に下りてくる、駅から駅へと歩くコースがおすすめです。
山頂は放牧されていることもあり(ファームが近くにあります)、広々と牧草地が広がっています。富士山だけでなく西丹沢方面の山々のパノラマ・丹沢湖が美しく、ピクニックシートを広げてのんびり過ごしたくなります。
山頂には売店などは何もありませんが、トイレがあって便利です。丹沢湖方面に下山するコースもあります。
大野山ハイキングコース概要
コースタイム:4時間10分
総距離:約10km
累積標高差:上り(816m)/下り(871m)
体力レベル:★★☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
▼アクセスや登山コースの詳細は、以下のブログに載せました
【山梨】大菩薩嶺|歩行3時間15分
大菩薩嶺は、日本百名山に選ばれている山の一つで、甲府盆地の北東に位置します。初級向けから上級向けまでさまざまな登山コースがありますが、特に初級向けの日帰りコースが人気です。
大菩薩嶺の山頂は展望がありませんが、大菩薩峠に至る稜線上では富士山と南アルプスの景色が素晴らしいと定評があります。また、登山口・コースに山小屋・茶屋があるので休憩もしやすいです。
上日川峠を起点に、雷岩・大菩薩嶺山頂を経て、大菩薩峠をぐるっと周回して戻ってくるコースが一般的です。上氷川峠までは、甲斐大和駅からバスが出ているので時間をチェックして計画を立てましょう。
大菩薩嶺は標高2057mと高いですが、上日川峠がすでに標高1600m地点にあるので標高差は少ないです。周辺には質の良い温泉がたくさんあるので、登山後は温泉立ち寄りも楽しみですね。
上日川峠を起点に周回コース概要
コースタイム:3時間15分
総距離:約7.2km
累積標高差:上り(585m)/下り(585m)
体力レベル:★☆☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
▼アクセス・詳しい登山コースのブログは後日歩いたら追記予定
【山梨】日向山|歩行2時間50分
※執筆準備中です
【長野】入笠山|歩行3時間5分
入笠山は南アルプスの北端にある山で、首都圏からは少し遠いですが電車・バスでアクセス可能です(日帰り)また、中央自動車道の諏訪南インターから約7分の距離なので、車でも比較的楽にアクセスできます。
富士見パノラマリゾートよりゴンドラに乗車して標高1772mまで上がれば、目の前にはどーんと八ヶ岳の絶景。登山というよりもハイキングに近い形で、湿原で高山植物を探したり、山頂でのんびりしたりなど、さまざまな楽しみ方ができます。
初級コースとして入笠湿原・大河原湿原をぐるっと巡るコースをおすすめしますが、下山予定時刻から逆算して歩くコースを変更したりなどもしやすいです。
入笠山コース概要
- 公式コースタイム:3時間05分
- 累積標高差:上り(335m)下り(340m)
- 走距離:3.7km
体力レベル:★☆☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
▼アクセス・登山コースは以下のブログで詳しく紹介しています
まとめ:山リスト随時更新していきます
最近、登山初心者の夫だいすけがやる気を出している関係で、これから初級向けの山にどんどん登ろうと思っています。登ったらまた山リストが増えると思いますので、随時更新しながら記事を完成させていく予定です。
首都圏から日帰りできる山はたくさんありますが、景色がイマイチだったりする山もあるので、できる限り初心者が登山にハマるきっかけになるような、魅力の多い登山コースを中心に載せていきたいです。
YouTubeも更新していますので、参考までに覗いてもらえるとうれしいで(Mountain DC )
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