こんにちは、Mountain DCちか(@dc_mountain)です。
先日9月上旬(日月)で、北アルプスの立山にある「雷鳥沢キャンプ場」に行ってきました!
今年からテント泊装備をそろえてデビューしたのですが、コロナ渦と重なってなかなか思うように登山できず…。登山のベストシーズンに約1ヶ月半も引きこもって過ごしていました(泣)
そんな体力が激落ちしている中で、人生2回目のテント泊登山の場所を立山連峰にした理由は、重い荷物を持たないで登れるベースキャンプ型登山ができて、なおかつ北アルプスらしい絶景を手軽に楽しめる場所だからです。
立山黒部アルペンルートで室堂に着いたら、本日の宿泊地「雷鳥沢キャンプ場」まではたった1時間の歩行で到着します!今回は、そんな立山の「雷鳥沢キャンプ場」をベースとして、1泊2日で立山縦走を楽しんできました。
まずは、事前の下調べで意外に最新の情報が少なかった「雷鳥沢キャンプ場」のレビューからしていきます。
これから雷鳥沢キャンプ場でテント泊を計画している人は、2021年最新情報としてぜひ参考にしてください!
雷鳥沢キャンプ場の基本情報
雷鳥沢キャンプ場は、北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートとして有名な、立山黒部アルペンルートの終点「室堂」から徒歩約1時間の立地にあります。
室堂周辺では、唯一テント泊ができるキャンプ場です!
長野県側・富山県側どちらからアクセスするにしても、関東県から立山までくるのはお金・時間がかかりますので日帰りで帰るのはもったいない!
ゆっくりと立山連峰の自然を満喫するには、1泊以上するのがオススメです(山に登るのであれば1泊でも忙しかったので、できれば2泊3日取れるとより楽しめます)
室堂周辺にはたくさん素敵な山小屋がありますが、宿泊費を抑えるにはやはりテント泊です!
雷鳥沢キャンプ場は近年値上がりしましたが、それでも1泊1,000円。事前予約も不要なので、自分の都合に合わせて計画を立てられるところが良いですね。
- 宿泊費:1泊1,000円(支払いは現金のみ)
- 事前予約:不要
- 営業:4月中旬頃から11月下旬まで(11月トイレ閉鎖)
- 水場:テント場敷地内にあり(煮沸必要)
- トイレ:テント場敷地内にあり
- 売店:なし(近くの山荘にはあり)
- お風呂:近くの山荘にて日帰り温泉可
室堂までのアクセス
2021年シーズンの立山黒部アルペンルート運行は4月15日~11月30日までです。
立山黒部アルペンルートのアクセスは、上の表の通り、富山県側・長野県側と2パターンあります。
私は富山県側からアクセス。往路は富山駅まで高速バス(夜行バス)を予約していきました。
深夜に、最寄りの海老名駅から出発(東京・新宿・横浜などもありました)、富山駅に朝6時頃到着する便が便利でした。
楽天トラベルで高速バスを予約、富山駅まで料金が4,000円以下と格安でした!
>>>楽天トラベルで高速バスを予約する長野県側のアクセスは、「扇沢⇔新宿(都内)」「信濃大町⇔新宿(都内)」で高速バスが出ています。
扇沢から新宿直通のバスの情報はこちらに載っていました。
行きは夜行バスで富山駅に入り、立山駅経由でアルペンルートへ。
帰りは黒部ダム経由で、扇沢から高速バスで都内に戻るルートが一番お得な気がしました。
雷鳥沢キャンプ場のサイト・設備をレビュー
それでは、雷鳥沢キャンプ場のサイト・設備をレビューしていきます。
室堂ターミナルから雷鳥沢キャンプ場へ
室堂ターミナルに到着したら、雷鳥沢キャンプ場に向かいます。
室堂ターミナル駅内には、立山そば、レストラン、お土産屋などが入っています。施設内の情報はこちら。
私はターミナル内のお土産屋や自動販売機で購入できる立山地ビールをゲット!この先で、地ビールを購入できる場所はないので、テント場で飲みたい人は買っておいた方が良いです。
室堂ターミナルから外に出ると、立山連峰の山々が出迎えてくれます。
自宅からここまでの道のりが長かったので、ようやく立山に来たな〜という実感が湧いてきます。
室堂駅の目の前に、立山の湧水があります。
テント場には、飲める水場がないので(煮沸が必要)、ここで水を調達しておくのがオススメです。
立山の雄山直下から湧出する地下水で、環境庁の「名水百選」にも選ばれています。
テント場までは、舗装されたきれいな散策路を歩いていきます。
途中に、みくりが池、エンマ台展望台、血の池などの見所や、みくりが池温泉・雷鳥荘(らいちょう温泉)を通ります。
それらを通り過ぎると、谷底にカラフルなテントが並んでいる様子が見えてきます。
雷鳥沢キャンプ場までは、長い下り階段がひたすら続きます。行きは楽ですが、帰りは地獄ですね…(笑)
雷鳥沢キャンプ場のテントサイト
長い階段を下りきると、ようやく雷鳥沢テント場に到着です!
テント場の入り口に、先にテントを張ってから代表者のみ後で受付するように張り紙がありました。
なので、到着後すぐに場所を決めてテントを張ります。目の前は立山連峰ビューで、景色が素晴らしいテントサイトです。
▼私が愛用している山岳用テント
下は砂地で、ところどころ大きめな岩が転がっていました。ペグも刺さりやすいですし、岩でロープを固定することも可能です。
登山後は、ゆっくりテントでご飯&お酒タイムです♪
管理棟(受付・トイレ)
雷鳥沢キャンプ場には、テント場の中央奥に管理棟があります。
私の時には、テントを張り終わって受付をしようとしたところ「不在にしているので、18時頃再度お越しください」と張り紙がありました。そんなに急いで受付しなくても良いのかもしれません。
料金を支払って受付を済ませると札がもらえるので、テントの目立つところに貼って手続き完了です。
トイレは管理棟に1カ所のみ、男女に別れていてチップ制でした(100円)女子トイレの中は、全部で4つくらい個室があり、私が訪問した9月上旬の日曜日は空いていたので混雑することはありませんでした。
しかし、夏のお盆などピークシーズン、秋のシルバーウィークなどはトイレが行列になることもあるようです。
また、11月にはトイレが閉鎖されますので、携帯トイレを用意しておく必要があります。
登山届けは、室堂ターミナルで提出できます。もし済ませてない場合は、管理棟の受付でも提出できるようになっていました。
近くの山荘で温泉に入れる!
雷鳥沢キャンプ場には、シャワー・お風呂などの設備はありませんが、近くの山荘で日帰り温泉に入浴が可能です。
下の写真で見えている二つの建物が、雷鳥沢キャンプ場から一番近い日帰り温泉ができる山荘です。また、山荘の中には、簡単な売店もありますので、ソフトドリンク・ビール・お酒・スナックなどを購入できます。
キャンプ場から近くの山荘である「雷鳥沢ヒュッテ」または「ロッジ立山連峰」までは、歩いて15分程度かかります。
今回はロッジ立山連峰を利用、設備は質素でしたが、温泉につかりながら立山連峰の景色が眺められて贅沢でした。また、小さなバスタブ?のような露天風呂もありました。
雷鳥沢ヒュッテの方が売店の種類が豊富、キャンプ場利用は雷鳥沢ヒュッテに行く人の方が多いようです。
上の2つの山荘以外にも、日帰り温泉可能な施設があります。
山荘 | 時間 | 料金 |
---|---|---|
雷鳥沢ヒュッテ | 10:00-19:00 | 700円 |
ロッジ立山連峰 | 10:00-19:00 | 700円 |
雷鳥荘 | 11:00~20:00 | 700円 |
みくりが池温泉 | ※今シーズン利用不可 |
天気・気温をチェック
室堂周辺の天気・気温の目安は、立山黒部アルペンルート公式ページに記載されていましたので参考にしてください。
ただし、天候によって実際に体感する気温はかなり変わってくるので、直近の天気予報を確認の上(てんきとくらすをチェク)、準備した方が良いと思います。
ちなみに、私は9月上旬でしたが、夜はかなり冷え込んだのでダウン上下着込んで寝ました。
まとめ:雷鳥沢キャンプ場最高です!
立山連峰の絶景に囲まれた「雷鳥沢キャンプ場」最高でした!
テント泊登山は2回目でしたが、近くの山荘に温泉や売店があったり、レストランがあったり、困った時には何とかなりそうな安心感もあり良かったです。
この雷鳥沢キャンプ場をベースに、1日目は別山(2,880m)往復、2日目は立山連峰縦走(雄山・大汝山・富士ノ立折)を楽しんできました。
次のブログで、雷鳥沢キャンプ場をベースに登った山の詳細についても書いていきます。ちょっと忙しいスケジュールだったので、時間に余裕があれば2泊3日で計画すれば良かったと反省もありました。
▼1日目:別山往復コースブログ
▼2日目:立山三峰縦走コース
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