こんにちは、Mountain DCちか(@dc_mountain)です。
9月上旬に北アルプスの立山で、雷鳥沢キャンプ場をベースに1泊2日のテント泊山行をしてきました。
到着日は、立山三山の一つである別山に登って、憧れの剱岳の素晴らしい景色を楽しんできました。その様子は、前回のブログにまとめています。
翌日は、立山連峰の3つのピーク、雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)を縦走したので、歩いたコースの詳細をブログにて報告します。
帰りの電車の時間もあるので、無理しすぎないコースを選びました。天気も良くて景色も最高!ゆっくり立山縦走満喫できました。
立山三峰縦走コース(雄山・大汝山・富士ノ折立)
まず、立山三峰縦走コースの概要を紹介します。
コースタイム目安(当日のログ)
立山連峰の3つのピーク、雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)を歩きました。ちなみに、立山という名前の山は存在せず、3つの山をまとめて「立山」と呼ばれています。
全体のコースタイムは約6時間。帰りの電車の時間から逆算して、雷鳥沢キャンプ場に11時頃までに戻ってこられるように朝5時頃出発しました!
当初は立山三山と呼ばれている浄土山(2,831m)・雄山(3,003m)・別山(2,880m)のロングコースを歩こうとも考えていましたが、テントの撤収や温泉入ったりもしたかったのでやめました(笑)
結果、景色を見ながらかなりゆっくり歩けたので良かったです。
- コース概要:雷鳥沢-雄山-大汝山-富士ノ折立-雷鳥沢
- 公式コースタイム:往復6時間20分
- 累積標高差:上り(約976m)下り(約976m)
- 総距離:約8.8km
雷鳥沢 (5:00出発)
↓1時間20分
立山室堂
↓1時間10分
一ノ越
↓1時間
雄山(7:00着7:15発)
↓20分
大汝山(7:35着7:45発)
↓15分
富士ノ折立(8:10着8:20発)
↓30分
真砂岳
↓10分
大走り分岐
↓1時間30分
雷鳥沢(10:30着)
▼登山地図(立山・剱エリア)
雷鳥沢キャンプ場の詳細(アクセスなど)
雷鳥沢キャンプ場の詳細は、以下の記事にまとめました。アクセス方法など気になる人は、ぜひチェックしてください。
立山三峰縦走コースを写真の紹介
当日歩いた立山縦走コースを写真で紹介します。
雷鳥沢から雄山山頂へ
雷鳥沢キャンプ場で一夜を過ごし、まだ暗い5時頃に出発しました。
ヘッドライトがあまり明るくなかったので、登山のテント泊用に購入した小型ランタンを片手に持って歩き始めました。
ランタン(LED Lenser)超小型なのに300ルーメンとか出るので、明るくて良かったです。
最初は暗かったのですが、5:30分頃になったらライトが必要なくなってきました。
室堂を通り過ぎて「雄山」まで向かう道は、稜線上に出る「一ノ越」までは、下のような舗装された道が続きます。
舗装された道でも斜度があるので、自粛明けの身には辛いです…。月曜日だったからか、人は数人しか歩いていませんでした。
一ノ越には、トイレ(チップ制)と一ノ越山荘があります。
一ノ越から雄山山頂までは、ガレ場が続く険しい道へと一変しました。一度、雄山までは登りに来たことがありましたが、こんなに険しかったっけ?笑
簡単に登れる印象のある雄山ですが、数日前に滑落事故(重症)も起きているようです。初心者もたくさん登る山ですが、適切な登山装備(特に登山靴)はちゃんと用意したいですね。
台風が近づいていたこともあり、一ノ越から雄山までの稜線がかなりの爆風…。引き返そうか頭によぎるほどでした。
ゴロゴロの岩稜を登りきったら、広くて平らな場所に到着。目の前の山頂に雄山神社が祭られています。
ちなみに雄山神社では、午前8時から午後3時の間、700円でご祈祷してもらえます。
私は朝7時頃到着したのでご祈祷時間開始前で、売店のある「雄山神社立山山頂社務所」もクローズしていたので勝手に参拝しました。
まず一座目、雄山(3,003m)に登頂!めちゃくちゃ空いていました…笑
こんなに短時間で登れる3000m峰は、雄山か乗鞍くらいですね…!爆風で寒かったので、頭の上までシェルを被って完全防備しています。
風は強かったですが天気は良かったので、雲海の上に富士山が見えました!両脇に、南アルプスや八ヶ岳も見えています。
雄山から立山最高峰の大汝山へ
雄山神社の鳥居裏に、大汝山・富士ノ折立へと続く縦走路の入り口があります。
一歩踏み出すと、岩稜帯・ガレ場が続く迫力のある景色にビビります(笑)
風も強かったのでどうしよう…と思っていたところ、目の前に女性一人で歩いている人がいたのでついていきました!
ちなみに、立山の最高峰は雄山(3003m)だと思っていましたが、実は大汝山(3015m)だということを知りました。
雄山からは、20分足らずで大汝山の山頂に到着。
本日2座目、立山最高峰登頂!!
大汝山山頂下には、休憩所があります(緊急時以外は宿泊不可)
なんと映画「春を背負って」の舞台になった場所だそうです!(途中、一緒になったお姉さんが教えてくれました)
松山ケンイチや蒼井優が出演している映画です。見たことないので今度チェックしてみよう。
中のメニューを写真で撮ってきました。ここで休憩もいいな〜。
大汝山から富士ノ折立へ
大汝山から、また15分程度で富士ノ折立に到着。
ここから、大汝山で写真を撮ってくれたソロのおじさん&お姉さんと一緒に歩きました。
富士ノ折立は、この岩山の上にありますので、スルーしている人もいました。
岩山をよじ登って山頂に向かいました。
最後、3座目の富士ノ折立は、めちゃくちゃ景色が良かったです!
滑って落下しないように慎重に下りました。
ついでに真砂岳登頂、大走りから下山
大汝山からは、景色の良い稜線をきもちよく歩きながら「真砂岳」にもついでに登頂。その後、雷鳥沢に下山しました。
昨日登った立山三山の一つ別山に続く縦走コースなので、時間がある人は別山まで歩いた方が良いと思います。
剱岳の絶景が待っていますよ!
私は昨日登ったので、大走り分岐から真っ直ぐ雷鳥沢に下りました。
ひたすら黙々と歩いて、雷鳥沢キャンプ場が見えてきました〜!(浮き石が多く滑りやすいのでゆっくり!)
最後は雷鳥沢キャンプ場でまったり!
雷鳥沢キャンプ場に到着して、お腹ペコペコだったのでパスタ作りました!
帰る前にゆっくり雷鳥沢キャンプ場の景色を楽しんで、ワイン飲んで、温泉に入って帰路につきました。
久しぶりの遠征登山、満喫できました〜!立山最高だ!
まとめ:立山1泊2日は短かった!
立山1泊2日テント泊山行満喫しましたが、正直1泊2日は忙しかったな…と感じました。
雷鳥沢テント場の料金も1泊1,000円と安いので、もう少しゆっくりしていけば良かったです。いろいろ行きたい山はありましたが、また登りにきたい山域だなと思いました。
とにかく初日に登った別山から見た「剱岳」が衝撃的なかっこよさだったので、来年あたり登れるように計画していきたいです。
▼1日目:別山日帰りコース
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