【西丹沢】畦ヶ丸|まばゆい緑が彩る渓流沿いコース&滝めぐり!

緑まばゆい渓流沿いコース

こんにちは、DC山岳部 ちか(@dc_mountain)です。

6月中旬平日に、梅雨の合間を見計って、西丹沢の畦ヶ丸(あぜがまる)山に登ってきました!

西丹沢は「檜洞丸」と「大野山」に登ったことがありますが、「畦ヶ丸」は今回がはじめてです。畦ヶ丸は、人気のある山なのでずっと気になってはいましたが、後回しになっていました。

この日の天気は曇り予報、次の日からはずっと雨の予報です。6月中旬の蒸し暑さ&曇り予報でも楽しめる山はどこだろう?と考えた末に「畦ヶ丸」に決まりました!

また、丹沢はヒルが怖い…という人が多いかと思いますが、丹沢湖よりも奥にある西丹沢エリアではヒルが出ないと言われています(実際出ませんでした!)

今回歩いてみて、清冽な渓流沿い歩きと滝めぐりが素晴らしく、お気に入りの山に仲間入りしました!ただし、山頂直下の道は予想以上にハードで、かなり体力は消耗しました(勝手にもっとなだらかな山だと思っていました…笑)

道迷いで遭難するケースが多い山でもあるので、注意点なども含めて、今回歩いたコースを写真で紹介、アクセス・温泉情報などをシェアします。

タップできる目次

畦ヶ丸(あぜがまる)登山コース概要

今回歩いたルートは、上の登山地図の通り「西丹沢ビジターセンター⇨下棚(滝1)⇨本棚(滝2)⇨畦ヶ丸⇨大滝峠上⇨一軒家避難小屋⇨大滝橋バス停⇨(中川温泉)」です。

大滝橋バス停⇨中川温泉はバス利用も可能です。今回は平日でバスの運行が少なかったので、大滝橋バス停から中川温泉までは車道を歩きました。

コースタイム目安(当日のログ)

コースタイムはおおよそ6時間です。

私は今回一人登山だったので、平日始発バスで8:31分に西丹沢ビジターセンターに到着し、山頂直下の避難小屋でランチ、中川温泉には14時頃到着しました。

コースタイム目安

コース概要:西丹沢ビジターセンター〜畦ヶ丸〜大滝峠上〜大滝橋バス停(〜中川温泉)
公式コースタイム:5時間50分(中川温泉までプラス20分程度)
累積標高差:上り(約989m)下り(約1,093m)
総距離:約9.1km

西丹沢ビジターセンター(当日ログ:8:50分発)
↓1時間
下棚
↓20分
本棚
↓1時間25分
善六ノタワ
↓45分
畦ヶ丸山頂(当日ログ:11:00着/11:30分発)
↓30分
大滝峠上
↓30分
一軒家避難小屋
↓1時間10分
大滝橋バス停
↓(20分程度)
中川温泉(当日ログ:14時到着)

▼今回のコースで参考にした本

▼登山地図

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アクセス

行き:西丹沢ビジターセンターまでは、小田急線で「新松田駅」下車(新宿から約1時間30分)その後、富士急湘南バスに乗り換えて「西丹沢ビジターセンター」まで約45分です。

帰り:「大滝橋バス停」または「中川温泉」から富士急湘南バスで「新松田駅」へ。その後、小田急線で帰路へ。

帰りに中川温泉に立ち寄る場合は、「往復+温泉セット券」を購入するとお得です。

車利用の人は、西丹沢ビジターセンターの駐車場に車を停めて、畦ヶ丸までは往復ピストンのコースを歩いている人が多いようです。

畦ヶ丸トレイルの当日コースを写真で紹介!

畦ヶ丸山頂(1293m)
畦ヶ丸山頂(1293m)

では、当日歩いたコースを写真で紹介します。

西丹沢VSから西沢コースを歩く

まずは、電車とバスを乗り継ぎ、終点の「西丹沢ビジターセンター」に到着。

平日だったので、バスは座れるほど空いていました。

西丹沢ビジターセンター

西丹沢ビジターセンターで、お手洗いと登山届けの提出を済ませて、いざ出発です!

登山口の入り口は、ビジターセンターすぐ横にあります。

畦ヶ丸登山入り口
畦ヶ丸登山入り口

まず緑色の橋を渡ります。朝は太陽と青空が見えていて、なかなか良い天気でした♪

橋を渡る
橋を渡る

橋を渡り切ると林道に入り、西沢の上流に向かって歩いていきます。ひんやり涼しくて気持ちいい〜。

沢沿いを上流へ
沢沿いを上流へ

ところどころ分かりにくい道があって「どっち…??」となることが結構ありました。コース外に踏み跡も見られたので、道迷いに注意が必要です。

登山道が分かりにくい
登山道が分かりにくい

道標を見失わないように注意することと、登山道にはピンク色のリボンが目印に括り付けられていますので、目安に登ると分かりやすいと思います。

ビジターセンターから歩く西沢コースでは、最近道迷いが多発しているようなので、紙の地図にプラスして、地図アプリ(YAMAPやヤマレコなど)をダウンロードして登ることをおすすめします。

何度も西丹沢ならではの透き通った水が流れる沢を渡りながら、徐々に登っていきます。沢沿いの道はとても涼しくて、楽しくて、、テンションアップでした♪

西沢コース
西沢コース

1つ目の滝「下棚」

歩き始めて1時間程度で、最初の滝ポイント「下棚」に到着します。前を歩いていた人は分岐スルーしていたので、分岐の道標を見逃さないように要注意です!

下棚の分岐
下棚の分岐

分岐の道標から下棚までは、約5分程度でした。

滝壺付近の崖が崩れていて危険そうだったので、近くにはよらず遠くから写真を撮りました。

新緑の緑と、滝のマイナスイオンに癒されました〜!きれいだなぁ。

下棚
下棚

2つ目の滝「本棚」

その後、さらに深森を西沢上流へ進み、もう一つの滝を目指します。

コース上の足元に、沢の水が増水していることがあるので注意してください。

緑まばゆい渓流沿いコース
緑まばゆい渓流沿いコース

途中、また本棚分岐の道標がありますのでお見逃しなく。

本棚の分岐

分岐から本棚までは、5分程度でした。

滝壺付近は水流が多かったので、今回は近づけませんでした。

本棚の滝の、深いカール状になった地形が素晴らしかったです!

本棚

ここまでの西沢コースだけでも十分に満足できたので、簡単ハイキングを楽しみたい人には、西丹沢ビジターセンターから往復もすすめです。

いよいよ畦ヶ丸山頂へ!

滝めぐりを楽しんだあとは、いよいよ畦ヶ丸山頂を目指して本腰を入れて登ります。

私は勝手にもう少しなだらかなコースをイメージしていたのですが、山頂への尾根道はけっこうキツかったです(笑)

本棚出合まで戻り、沢から離れて山腹を巻くようにして登っていきます。

沢から離れて山腹を登る
沢から離れて山腹を登る

さっきまで、楽々ハイキングムードだったのですが「やはり登山はそんなに甘くない…」と思いながら歯を食いしばって登りました。

山頂までは急登つづく
山頂までは急登つづく

さらには、こんな急登の階段も現れ「うわー」と思わず独り言。

急登の階段が続く
急登の階段が続く

でも、ここを乗り切れば山頂はあと少し。

尾根道を歩いて「畦ヶ丸」無事に到着しました!

畦ヶ丸山頂!
畦ヶ丸山頂!

山頂には、テーブルベンチが3つほど設置されていましたが、少し先に新しくできたトイレ付き避難小屋があるので、そこで休憩することにしました。展望はありません。

避難小屋でランチ

山頂から歩いてすぐのところに、令和2年に新しく改装された避難小屋があります。

中もとても綺麗で、山ごはんできるようにコンロ台まで用意されています。

トイレも避難小屋の中に設置されていますので、誰でも自由に立ち寄ることができます。

避難小屋の中もきれい
避難小屋の中もきれい

一人用の席に座って、山ごはんにしました。

今日はコンビニで買った「しょうゆラーメン+角煮+たまご」です。ボリュームあっておいしかったです!

山ごはん
山ごはん

畦ヶ丸山頂から大滝橋へ下山

避難小屋で休憩したあとは、大滝橋バス停まで下山します。

西丹沢ビジターセンターから上りの道は、何人か登山者とすれ違いましたが、ここから先は鹿ハンターの人しか見かけませんでした。

なので結構怖くて、びくびくしながら歩きました(笑)しかも道がより分かりにくい〜。

まずは大滝峠上まで南下します。

避難小屋から大滝峠上方面へ
避難小屋から大滝峠上方面へ

登山道は、台風の影響で、ところどころ崩落しているところがあります。

下の写真の箇所では、いそいそと歩いていたら、いきなり階段の先がなくなっていたのでびっくりしました!

崩落した登山道
崩落した登山道

途中、ツツジが咲いてきました!

畦ヶ丸も春にはシロヤシオ(ゴヨウツツジ)の群生が見られる山の一つです。

山ツツジ
山ツツジ

大滝峠上の分岐を間違えないように。

この先も、踏み跡が多方面にあり「どっち…?」と迷う場面がありました。

大滝峠上の道標
大滝峠上の道標

沢まで下りて「一軒家避難小屋」あたりまで来ると、道標の数が多くなり一気にわかりやすくなります。

しかし登山道が水浸し(笑)滑らないように気を付けましょう。

水浸しの登山道
水浸しの登山道

一軒家避難小屋の中をのぞいてみようとしましたが、私の力では扉を開けられませんでした…。

一軒家避難小屋
一軒家避難小屋

その先、また山腹へ上がり、大滝沢本流へと下ります。

この辺りも橋が崩壊しているので、石伝いに飛び越えて渡ります。

本流沿いの登山道
本流沿いの登山道

しばらく本流沿いのなだらかなハイキングコースを歩いて、大滝キャンプ場脇に出たら到着です♪

大滝キャンプ場に出てきてゴール
大滝キャンプ場に出てきてゴール

バス停は目の前、バスで新松田駅まで直帰しても良いですし、途中の中川温泉「ぶなの湯」立ち寄りもおすすめです。

下山後の温泉情報

中川温泉
中川温泉

中川温泉の中でも、バスのセット券でお得に立ち寄れる公共の日帰り温泉「ぶなの湯」に向かいます♪

中川温泉「ぶなの湯」

中川温泉「ぶなの湯」は公共の日帰り温泉施設です。バス停「中川」で下車後、徒歩3分の距離にあります。

私はバスの時間が1時間以上後だったので、下山した大滝バス停から20分程度車道を歩きました。

西丹沢の大自然に囲まれた露天風呂でリラックス、お湯は強いアルカリ性(Ph10)のトロッとした源泉でお肌がツルツルになりますよ♪

持ち込み可能な休憩室がありますので、バスの時間までゆっくりすることができます。

まとめ:初夏でも心地よく歩ける渓流沿いコース

梅雨の晴れ間を見計らって歩いた畦ヶ丸のコースですが、渓流沿いで涼しく快適に歩けました。

特に西丹沢ビジターセンターから渓流沿いを歩く西沢コースは、西丹沢らしい清冽な風景を楽しめる素晴らしいコースだと思いました!周囲にはキャンプ場もあるので、今度はキャンプと絡めて歩きに来るのも楽しそうだな〜と思っています。

畦ヶ丸山頂へ上る登山道は、予想以上にキツくて体力を消耗しましたが、往復違うルートを歩けるので丸一日しっかりと楽しめました!

畦ヶ丸から大滝橋バス停までの下山道は、道が分かりにくいところ(人も歩いていない)、増水している時には歩けないだろうな…と思うようなところがあるので計画時に注意が必要だと思いました。

最後は、中川温泉でまったり〜。休憩室でビールを飲んで帰宅、充実した1日でした。

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