こんにちは、DC山岳部ちか(@dc_mountain)です。
先日ひさしぶりの登山で、ずっと気になっていた東丹沢の高取山・仏果山の登山コースを歩いてきました。夏場はヒルが多くて近づけないエリアなのですが、冬になったのでもう大丈夫です!
本厚木駅から各方面の登山口まで頻繁にバスが運行していて、どこから歩き始めてどこに下りるかコース取りに迷いましたが、仏果山登山口→高取山→仏果山→経ヶ岳→半僧坊バス停の縦走コースを歩きました。
低山なのであまり期待はしていませんでしたが、宮ヶ瀬湖と丹沢表尾根・主脈の山々のパノラマや、関東平野を一望する景色が見事で、縦走中も歩くごとに変化する景色を楽しめて良かったです。
今回のブログは、高取山・仏果山から経ヶ岳経由で半僧坊前まで歩いた縦走コース、アクセス・駐車場情報等も含めて紹介します。
高取山・仏果山の縦走コース概要
高取山・仏果山があるエリアは、丹沢の中でも厚木方面にある東丹沢と呼ばれるエリアで、宮ヶ瀬湖・中津川に沿うようにして低山が連なっています。
仏果山は、清川村煤ヶ屋の正住寺を開いた仏果禅師がこの山で坐禅修行をしていたことから「仏果山」と呼ばれるようになったそうです。また、宮ヶ瀬湖の水源の山の一つでもあります。
コースタイム目安【地図】
上が今回歩いたコースの地図です。
今回は仏果山登山口から経ヶ岳方面へ縦走して半僧坊前バス停まで歩きましたが、高取山・仏果山と周回するコースや、宮ヶ瀬湖まで歩くコースにすれば3時間〜4時間程度で歩ける初級向けコースにもなります。
- コース概要:仏果山登山口〜宮ヶ瀬越〜高取山〜仏果山〜半原越〜経ヶ岳〜半僧坊前バス停
- 公式コースタイム:4時間40分
- 累積標高差:上り(約1,035m)下り(約1,228m)
- 総距離:約9.1km
仏果山登山口バス停(ログ9:30発)
↓1時間
宮ヶ瀬越
↓10分
高取山(705m)(ログ10:30分着10:50分発)
↓30分
仏果山(ログ11:20分着11:30分発)
↓1時間20分
半原越
↓40分
経ヶ岳(ログ12:50着13:00発)
↓1時間
半僧坊前バス停(14:00着)
▼紙の地図はこちら
▼登山コースを参考にした本
アクセス
小田急小田原線の本厚木駅から神奈川中央交通バスでアクセスします。登山口へアクセスするバスとしては、平日・休日も頻繁に運行しているので安心です。
出発地点の「仏果山登山口」までは宮ヶ瀬行きバスで約1時間10分。帰りの「半僧坊前」からは厚木バスセンター行きに乗車して約15分でした。
高取山・仏果山・経ヶ岳|パノラマ低山縦走コース
それでは、当日歩いたコースを写真で詳しく紹介します。
仏果山登山口から高取山へ
まずは本厚木駅から仏果山登山口までは、駅の北口5番乗り場「宮ヶ瀬行き」8:40分発に乗車しました。出発の10分以上前に到着していましたが、すでにバス停には並んでいる人が。
出発5分前にはすでにバスが到着していて満席。後から到着して座れない人もいたので、時間に余裕を持ってバス停に向かうことをおすすめします。
バスに揺られて約40分で「仏果山登山口」に到着、少し遅めですが0930分から登山スタートしました(もう一時間早いバスもありました)
登山口はいくつもあるので仏果山登山口手前で降りている人もいます。仏果山登山口バス停から、道路を挟んだ道脇に登山口があります。
登山口から歩きはじめて徒歩1分のところに、登山届を提出するポストがありました。
私はYAMAPで提出済みなのでスルーしました。こういう登山口の登山届ポストは用紙が切れていることも多いので、事前にネットで提出を済ませるようにしています。
朝の日差しが気持ち良くて、ひさしぶりの登山なこともあり気分良く登っていきます。
冬登山は寒くて朝起きるのがつらいですが、山に着くと「来て良かった〜」と毎回感じます。高取山・仏果山の分岐のある宮ヶ瀬越までは歩きやすい道が続きました。
時折、樹林帯の隙間から宮ヶ瀬湖も見えるとブルーが映えてきれい。
宮ヶ瀬越からは、仏果山・高取山との分岐がありますが、まずは高取山に登ります。高取山ピストンして、その後に仏果山方面へ縦走する予定です。
ここから山頂までは斜度がきつくなりちょっと辛かったのですが、たったの10分ほどで高取山に到着しました!
高取山の山頂は一番の絶景!
高取山の山頂には、テーブル・ベンチと、立派な展望台があります。
まずは荷物を置いて、展望台に上がりました。
展望台のうえからの景色は、宮ヶ瀬湖とその後ろに聳える丹沢山脈がすごい絶景!!!
反対側を振り向くと、関東平野が広がっています。
この後に登る予定の仏果山にも同様に展望台があり、正直似たような景色なのですが、
高取山は、展望台下のベンチ・テーブルからも、目の前に関東平野の絶景が広がっているところが個人的に気に入りました(仏果山の山頂は展望台に上がらないと景色が見えません)
秦野駅前の(秦野に住んでいるので)ヤマザキで購入した揚げパン+コーヒーで朝食にしました。目の前の景色を独り占めしながら贅沢な時間でした〜。
ぎりぎりまで寝てしまい、家で朝食を食べられなかった…。
仏果山の山頂へ
山頂からは、宮ヶ瀬ダム方面へなどさまざまな登山コースがありますが、今回は仏果山・経ヶ岳に登ります。
仏果山はモコッとした形の山なので、山頂直下はけっこう険しい!道幅が狭いところもありました。
高取山から30分ほどで、仏果山の山頂に到着。
展望台のうえは、ほぼ高取山と同じ(笑)ちょっと角度が変わっただけかな…。
山頂からの展望はあまりありませんが、ベンチ・テーブルは高取山よりもたくさんありました。
仏果山からパノラマ縦走!
仏果山から半原越方面へと下る手前には「この先道幅狭し注意」の看板があります。
いきなりけっこうな急斜面の下り(鎖をよくつかまって下りる)と、目の前は展望が開けているので、ちょっと高度感があって怖いかもしれません…。
急斜面を降りて上を見上げるとこんな感じ。岩の上に落ち葉があるので滑りやすく、気をつけてゆっくり下りました。
しかし景色の良さは素晴らしくて、右を向けば大山から丹沢主脈がどーん、反対側には市街地がどーんと見えます。
ここからは、尾根伝いに展望の良いコースが続きますが、足元は両側がきれ落ちているヤセ尾根なので注意が必要です。
落ちたらケガではすまないので、ロープを持って慎重すぎるほどゆっくり進みました(笑)
冬シーズンは特に、落ち葉で道幅がわからなくなっているところもあるので要注意ですね。
しばらく足元に注意して歩く必要がありましたが、再度「この先道幅狭し注意」の看板が現れたらヤセ尾根ルートは終わりなので一安心!
この後は、しばらく歩きやすい整備された登山コースが続きます!
半原越から絶望の経ヶ岳
次目指すは半原越・経ヶ岳なのですが、自分の頭の中ではこのまま楽に下っていく感じかな〜と思いながら歩いていました。
しかし目の前に大きな山が一つ現れてから嫌な予感が…(笑)もしかして、半原越までぐっと下った後にアレに登らされるのかな…。
悪い予感は当たるもので、ここまで歩いてきて最後にやってくれるな…という感じ。
半原越まで急降下したら、一旦道路を横切り、経ヶ岳入り口へ。
また一山登らなければいけないのかという絶望感が…。
経ヶ岳まで最後の登りがキツかった…。今日はひさしぶりの登山だからそこそこにしようと考えていましたが、楽なコースではなかったです。
経ヶ岳の展望ベンチで休憩
ようやく経ヶ岳に到着〜!
経ヶ岳の山頂にはテーブル・ベンチが2つあり、なんと丹沢大山と表尾根(主脈)の山々がずらーっと並んていました。
私の家のベランダから大山〜三ノ塔〜塔ノ岳(表尾根)見えるのですが、そのちょうど反対側から見ているような景色でうれしかったです!
正直展望の期待できない山だと思っていたので、良い意味で裏切られました(笑)ランチがまだだったので、チーズハムパンを食べてコーヒー飲んでしばし休憩。
経ヶ岳から半僧坊前までひたすら下る
経ヶ岳を13時頃出発して約1時間ひたすら下りました。
あまり人ともすれ違わず…ちょっと怖いのでもくもくと歩きます(でも疲れてペースは上がらず)
この辺りも関東ふれあいの道の一部のようです。眼下には町が見えてきましたが、なんで下山は時間が長く感じるのでしょうか。
最後は荒れ果てた道路を通ります(カラスもたくさん鳴いていて不気味でした…)
大きな道路に出たら無事にゴールです!ひさしぶりだったので疲れました…。
まとめ:歩きごたえのある景色の良いコース!
今回は、仏果山登山口から高取山・仏果山と登って、経ヶ岳経由で半僧坊前まで縦走しましたが景色の移り変わりもあり歩きごたえのあるとても良いコースだと思いました!
普段から登山をする人で関東近郊のアクセスの良い登山コースを探している人にはおすすめです。バスも頻繁に運行しているので計画も立てやすいと思います。
もう少し楽なコースにしたければ高取山・仏果山の周回コースや、宮ヶ瀬湖方面へ縦走するコースなどいろいろ組み合わせができると思います。
次回は、登山初心者で体力なしの夫も連れて、程よいルートで歩きに来たいと思います。
丹沢主脈の山々のパノラマが素敵なコースでした〜!
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