こんにちは、Mountain DCちかです。夫婦で丹沢山塊の麓、秦野市に引っ越してきました!
引越しの準備や片付けなどでしばらくお山に行けず…。新居のテラスから毎日大山や三ノ塔を眺める生殺しの毎日。ついに我慢できなくなり、一人で(夫はお留守番…笑)ヤビツ峠からがっつりと塔ノ岳まで歩いてきました!
久しぶりの登山(約2カ月以上ぶり)なのにハードなルートを選んだのは、翌週に三ノ塔へ友人を連れて登山をする計画があるから。ちょっと無理してでも視察を兼ねて行っておきたかったのです。
そしたら圧巻の絶景ルート!実は表尾根を歩くのは初めてだったので、とっても感動しました。
しかし予想以上にハードで、翌日から(現在も)かなり激しい筋肉痛に襲われています…(笑)
本日は、ヤビツ峠から表尾根を歩いて三ノ塔・行者岳・塔ノ岳を縦走するコースを紹介します。ぜひ、体力をつけて歩いてみてください!
コース概要【ヤビツ峠-三ノ塔-塔ノ岳-大倉】
コース概要:ヤビツ峠〜三ノ塔〜行者ヶ岳〜塔ノ岳〜大倉
公式コースタイム:6時間35分
標高差:1,491m
累積標高差:上り(1,384m)/下り(1,859m)
総距離:14.1km
往路コースタイム:4時間10分(当日ログ:約3時間30分)
ヤビツ峠/760m (ログ:8:20分発)
↓1時間50分
三ノ塔/1205m
↓1時間10分
行者ヶ岳
↓1時間10分
塔ノ岳/1,491m(ログ:12:00分着)
▼丹沢の紙地図はこちら
コースの難易度
総歩行距離が14.1kmと長く、標高差も1,400m以上あるので、歩きごたえがあり、かなり体力・脚力を消耗するコースです。
ヤビツ峠から表尾根を歩いて塔ノ岳へ至るルートは、丹沢屈指の絶景を楽しめますが、アップダウンも多く、短め〜長めの鎖場や、短いはしごが数カ所出てきます。
登山初心者で体力に自信がない人は、まずはヤビツ峠〜三ノ塔の往復や、大倉〜塔ノ岳の往復からチャレンジした方が無難です。鎖場では、慣れていない人が降りるのに時間がかかり、渋滞になっていることもありました(休日で混雑していたので…)
人気の高い山なので、山小屋や茶屋・休憩所も多く、トイレの設置も頻繁にあります。
本格的な夏シーズンにアルプスに行く人は、その前の練習としてもぴったりのルートだと思います。
アクセス
行きのヤビツ峠登山口までは、小田急線で「秦野駅」下車(新宿から約1時間)その後、神奈川中央交通バスにてで「ヤビツ峠」です(約50分)
帰りの大倉からは、神奈川中央交通バスにて小田急線「渋沢駅」へ(約13分)
小田急線のお得なきっぷ「丹沢・大山フリーパスB」を利用するとお得です。
当日の表尾根縦走コースを写真で紹介!
では、当日のコースを写真で紹介します。
ヤビツ峠から三ノ塔へ
まずは、家から歩いて秦野駅へ。日曜日で混雑が予想されるため、20分以上前に到着したのにこの混雑(笑)
もっとヤビツ峠へのバスの本数増やしてほしい〜。
ヤビツ峠に到着。トイレ・登山届け提出場所、売店があります。
売店では、秦野のお水、クッキー、ビール、オリジナルTシャツ、オリジナルステッカーなどが販売されていました。自動販売機の設置もあり。
最近、ヤビツ峠レストハウスがオープンしましたが、今回はあまり時間がないのでスルー。次回ヤビツ峠に下りてくる時に利用してみたいと思います。
レストハウスは大山への登山口上。私は、三ノ塔・塔ノ岳方面へ。
ここから塔ノ岳登山口までの車道が長い…(笑)足早に歩いても20分かかりました。
ところどころ桜が咲いていました。
ようやく登山口に到着。ここにきれいなトイレがあります。
トイレを済ませて、身だしなみを整えて出発!
登山口からは、いきなり急な上りが続きます。ひさしぶりの登山にはキツイ…、最初からストックを使いました。
しばらくは、樹林帯の中を耐えて登ります。
丹沢は暖かくなるとヒルが出没するので畏れていたのですが、今日は4月中旬で少し気温が低めだったからか見かけませんでした。
徐々に標高を上げて、後ろを振り返ると大山がどーん!秦野市の市街地も見えます。どこかに私たちのお家もあるのかな。
ジグザグと登って、二ノ塔に到着しました。
木のベンチがあり、休憩できるようになっていました。
隣の三ノ塔までは、一度下って、また登り返します。富士山が見えてきました。
ようやく三ノ塔に到着!景色がきれいとは聞いていましたが、最高でした〜。
広くて休憩できるベンチがたくさん設置してあります。三ノ塔までだったら、登山初心者にもおすすめできますね。
休憩所の中もきれいです。お手洗いもあります。
絶景の表尾根を縦走して塔ノ岳へ
しばし三ノ塔で休憩をしたら、いよいよ塔ノ岳へ縦走です。
下の写真の、一番左のピークが塔ノ岳。あんな遠くまで歩けるのかな…と若干の不安を抱きながら、でもそれ以上にワクワクしながら出発(笑)
身近にこんなに本格的な尾根あるきができる山があることに感謝。引っ越してきて本当に良かった〜と歩きながらしみじみと実感しました。
ところどころ鎖場があります。慣れていない人は手こずっていました。
ただ、鎖場の下が切れ落ちているようなところは無いので、怖さは少ないのではないかと思います。
尾根歩きの縦走コースなので、地味にアップダウンが多いです。ひさしぶりの山行にはこたえます…。
両側が切れ落ちた尾根道もあり、ちょっとした高度感も楽しめます。
秦野方面の展望も開けてきました。あとちょっとで塔ノ岳。
塔ノ岳山頂に到着〜!!!長い道のりだったけど、充実感たっぷりの表尾根歩きでした。
塔ノ岳山頂には、トイレ、水場があります。また、尊仏山荘では、コーヒー・お茶などを購入すれば室内の休憩所を利用することも可能です。
私は今回は外で展望を楽しみながら、山ごはん♪
春なのでアスパラ入り。白ワイン飲みながら、1時間くらい山頂でゆっくりしました。
塔ノ岳から大倉尾根(バカ尾根)経由で下山
塔ノ岳からは最短ルートで下山できる大倉尾根を通って帰りました。
歩きはじめは海を見渡す絶景〜。
下山途中には、茶屋が等間隔に何軒かありますので、休憩しながら頑張って下りましょう。
下の花立山荘は「かき氷」が名物なのだそう。夏場は食べてみたいな〜。
花立山荘を過ぎると、ほどなく樹林帯へと入り、短調で長ーい下りが待っています。
大倉尾根は通称バカ尾根とも呼ばれて、下山するのは3度目なのですが、何度通ってもうんざりです(笑)
歩いても、歩いても、なかなか大倉に着きません(泣)
下山時は疲労がたまって転倒などケガをしやすいので、お気をつけて!
膝を痛めないように、ストックも持って行った方が良いと思います。
日帰り温泉情報
下山後の楽しみは温泉!疲れ切った足を労わりましょう。いくつかある日帰り温泉施設を紹介します(後日、別記事にまとめる予定です)
湯花楽
渋沢駅から少し離れているので、公共交通機関利用だとアクセスし難いかもしれません。車利用の人は秦野中井IC近くなので便利です。朝9:00時〜深夜1:00時まで営業しています。
湯花楽公式ホームページはこちら
弘法の里湯(鶴巻温泉)
公共交通機関利用の人は、安定の鶴巻温泉が便利!小田急線鶴巻温泉駅から徒歩2分の距離です。
休日は登山客で混雑するので注意が必要です。丹沢・大山フリーパスで割引があります!
弘法の里湯の詳細はこちら
秦野天然温泉さざんか
小田急線の東海大学駅前から徒歩で7分の距離です。美肌効果が高い温泉で、露天風呂もあります!
秦野天然温泉さざんかホームページはこちら
▼丹沢の温泉情報については別記事に詳しくまとめました!
まとめ:丹沢表尾根は本格派!景色が素晴らしい
丹沢の表尾根は初めて歩きましたが、予想以上に本格的な縦走コースで、景色も素晴らしく感激しました!
ヤビツ峠から塔ノ岳までは4時間以上と長丁場ですが、ハシゴや鎖場などのアスレチック要素や、歩くごとに景色の移り変わりがあるので、楽しく歩ける良いコースです。
塔ノ岳から大倉の方が短いはずですが、体感的にはよっぽど長く感じるほどでした(笑)
下山後は、お家に直行して、お風呂に入りビールで乾杯!テラスから今日歩いたルートを眺めながら、最高の1日を締め括りました♪
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▼丹沢周辺のハイキング・登山コースを網羅している本
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