こんにちは、DC山岳部ちか()です。 @dc_mountain
6月上旬の週末、前日大雨が降った後のイマイチな天候の中、丹沢の三ノ塔に登ってきました。
登山初心者の夫だいすけを山に連れて行くのはこれで4回目。前回の登山からは、3ヶ月以上空いてしまったので、今回も登れるかなーとちょっと心配…。いつも文句&休憩ばかりなので、低山でもかなり時間がかかってしまいます。
今回は健康のために登山を始めたいという夫の友人もきてくれて、一緒に登ることになりました。夫の友人がどれくらい登れるかわからなかったので、丹沢の中でも登りやすいヤビツ峠-三ノ塔往復のコースを選びました。
登山初心者で体力&根性無しの夫だいすけや、運動不足の友人おじさんたちが、無事に三ノ塔に登ることができたのかレポートします!雨の日翌日の山ビル情報や、温泉レポートもぜひチェックしてください。
同じように運動不足または体力に自信が無くて、三ノ塔に登ろうと思っている人は、ぜひ参考にしてください♪
丹沢【ヤビツ峠-三ノ塔往復】初級コース概要
上が、ヤビツ峠-三ノ塔往復コースの地図です。
スタート地点のヤビツ峠の標高が761mで、山頂三ノ塔の標高が1204mなので、標高差約440m程度の初級者向けコースです。天気が良ければ富士山がどーんと正面に見える展望の良い山です。
そのまま表尾根を歩き続けると、丹沢山塊で一番人気の塔ノ岳まで縦走できますが、距離が長く鎖場などがあるコースなので、縦走は登山に慣れて体力がついてから挑戦することをおすすめします。
▼表尾根縦走コースの詳細ブログ
>>【丹沢】ヤビツ峠から塔ノ岳へ|表尾根を歩くパノラマ縦走コース!
ヤビツ峠-三ノ塔往復のコースタイム目安(当日のログ)
コースタイムは、往復で約3時間10分、総距離は約7kmです。参考までに当日のログも載せておきます。
コース概要:ヤビツ峠〜二ノ塔〜三ノ塔の往復
公式コースタイム:3時間10分
累積標高差:上り(約786m)下り(約786m)
総距離:約7.0km
ヤビツ峠(当日ログ:9:10分発)
↓25分
登山口(護摩屋敷の水)
↓60分
二ノ塔
↓20分
三ノ塔(11:20分着12:10発)
↓15分
二ノ塔
↓40分
登山口(護摩屋敷の水)
↓30分
ヤビツ峠(13:50分着)
アクセス
行き:ヤビツ峠までは、小田急線で「秦野駅」下車(新宿から約1時間)。秦野駅前から、神奈川中央交通バスにて「ヤビツ峠」到着(約50分)
帰り:ヤビツ峠から秦野駅まで神奈川中央バス利用(約50分)。秦野駅から小田急線利用で帰路へ。
小田急線のお得なきっぷ「丹沢・大山フリーパスB」を利用するとお得です。
車利用の場合は、ヤビツ峠には無料駐車場がありますが30台ほどしか停められたいため、シーズンには早朝から満車となるようです。今回は天気が悪かったからか、09時ごろでも空きがありました。
ヤビツ峠-三ノ塔往復コース:当日の登山を写真で紹介
上の写真は、晴れた日の三ノ塔山頂です。正面に富士山どーんと、素晴らしい景色を見ることができます。
残念ながら今回は天気に恵まれず、終始霧に囲まれた山行となりましたが、涼しくて歩きやすく良いリフレッシュになりました。では、当日の登山コースを紹介します。
ヤビツ峠〜三ノ塔
まずは、秦野駅からバスに乗車してヤビツ峠へ。
週末なのでかなりの混雑を予想していましたが、前日に大雨が降った後だったからか、バスで座れるほど空いていました(※いつもは週末は大混雑で、たいてい座れずぎゅうぎゅう詰めです)
ヤビツ峠に到着、お手洗い、登山届け提出場所、そしてヤビツ峠売店があります。売店では、秦野のお水、ビールが売っていました。売店前には、自動販売機もあります。
私たちは、塔ノ岳・三ノ塔(表尾根)方面に向かって、舗装道路を歩きます。
大山方面に少し上がるとオープンしたばかりの「ヤビツ峠レストハウス」があるので、帰りのバス待ちの時間に小休憩(ランチもあります)で利用することができます(カレーが名物です)
登山口までは、なだらかに下る舗装道路を20分以上歩きます(結構長い…)
写真の左端が夫だいすけですが、ダイエット継続に失敗してさらに体が丸になりました。こんなに重くなって、登れるかとても心配です。
右二人のおじさんたちは、そこそこスリムなので、運動不足でも多分大丈夫かな?
世間話をしながら、まずは登山口に到着。ここにもお手洗いがあります(写真は前回撮影のもの)
早速、トイレの中でヒルを見つけてしまい「ヒィィィ〜!」となりました(泣)
雨の日の翌日は、特にヒルの活動が活発になるらしいので要注意です。今までヒルを避けた山行しかしてこなかったので、何気に今回がヒル初目撃でした!
気を取り直して、登山口から山道に入っていきます。
最初が一番急登かも…と心配していましたが、意外にも文句を言わずに歩き始めるおじさんたち。
いつまで持つでしょうか。
しばらく軽快に歩いていましたが、急登が続き、途中のベンチで休憩。
通りすがった山おじさんに「こんなところで休憩して〜。まだまだ先は長いよ〜。無理なんじゃない!?」と声をかけられました…。今回は三ノ塔までだから、別にゆっくりで全然大丈夫なのだけど…(笑)
それだけ疲れて見えたのかな…?
ほどなくして、霧に囲まれて何も見えなくなりました。景色の良い山なのですが残念…。
それでも、自然のミストの中は冷んやりして気持ちよく、ガスガスの日でも良さがあるものだな〜と実感しました。
二ノ塔手前の登りでは、本来は丹沢大山や秦野市の街が見えますが、霧の中なので全く見えず…。
せっかくなので、前回登った時の写真を載せておきます。景色見たかったな〜。
▼晴れた日のギャラリー
おじさんたちには、二ノ塔〜三ノ塔付近に続く、段差が低めの木道の階段がキツかったみたいです。膝や太ももにダメージが蓄積されてきます。
天国への階段みたいで素敵でした♪
そして三ノ塔に到着〜!
いつもは文句ばかりで、なかなか先に進まない夫婦登山ですが、今回は友人がいてくれたことで甘えがなくなり、いつもよりずっと早いペースで歩けました!
次の山はもう少しレベルアップできるかな♪
山頂ビール後に、異変に気づく
山頂では、まず背負ってきたビールで乾杯!
おじさんたちは、何よりも山頂で飲むビールを楽しみに、ここまで歩いてきました♪
夫だいすけさんだけタバコ…(泣)一番楽しみなことは、タバコを吸うことだそうです…。
そして異変に気づきました。
友人おじさん、気づかぬうちにやられていました…。
登山道でもヒル見かけなかったですし、靴下の下にはスパッツも履いているので、登山中にやられたことは考えにくい…。靴下脱いでも、ヒルはくっ付いていませんでした。
ヤビツ峠のバス停でサンダルから登山靴に履き替えていたから、もしかしたらサンダルのまま乗車したバスの中でヒルにやられたのかも…?
不可解な出来事でしたが、ヒルにやられた人を見るのも初体験でした!血はたくさん出てしまいますが、痛みはないそうです。
皆さま、ヒルにはくれぐれもお気をつけください!
▼ヒル撃退スプレーの携帯をお忘れなく!
三ノ塔山頂には、きれいな休憩所と、チップ制のトイレが完備されています。ゆっくり山ごはんするのにぴったりですね。
下山はバスの時間に注意!
下山は往路と同じコースを下ります。
夫だいすけさんも、口では「今回はよゆー!」と言っていましたが、足は遠目でもわかるほどプルプルしていました。
最後はバスの時間がギリギリだったので走りました〜!
次のバスは1時間後なので、間に合ってよかったです♪
バスの時間まで空いてしまう場合は、ヤビツ峠レストハウスで時間調整すると良いですよ。
▼先日、ヤビツ峠レストハウスに行ってきたのでメニューなどブログにあげました。
下山後の温泉情報
下山後は、温泉でゆっくり疲れを癒しました。
今回は、家の近くにある広い温泉施設「湯花楽」に行ってきました。
天然温泉ではありませんが、サウナ、内風呂、露天、ジェットバス、樽風呂、炭酸風呂など、さまざまなお風呂を楽しめてよかったです。
湯花楽
渋沢駅・秦野駅から少し離れているので、公共交通機関利用だとアクセスし難いかもしれません。車利用の人にはおすすめです。
湯花楽公式ホームページはこちら
弘法の里湯(鶴巻温泉)
公共交通機関利用の人は、鶴巻温泉が便利!小田急線鶴巻温泉駅から徒歩2分の距離です。
休日は登山客で混雑するので注意が必要です。丹沢・大山フリーパスで割引があります!
弘法の里湯の詳細はこちら
秦野天然温泉さざんか
小田急線の東海大学駅前から徒歩で7分の距離です。美肌効果が高い温泉で、露天風呂もあります!
秦野天然温泉さざんかホームページはこちら
まとめ:充実した1日の締めくくりはベランダで乾杯!
今日は、朝から丸一日、お家近くにある丹沢の三ノ塔に登って遊んで、充実した1日になりました♪
丹沢は登山初心者向けの山が少なくて、ハードルが高い印象がありますが、三ノ塔であれば初心者でも登れます。ぜひ、週末登山でリフレッシュ、運動不足解消がてら、チャレンジしてみてください。
今回は、登山初心者で体力&根性無しの夫も楽しめたようですし、友人の運動不足おじさんたちも、まだ余力があるようにみえました。しかし翌日のラインのやりとりでは、筋肉痛で階段を降りるのに苦労しているそうなので、もう少しトレーニングが必要ですね。
次は八ヶ岳に登る計画をしているので、登山初心者向けのゆる登山コースを開拓していきたいです!
下山後は、秦野のお家で夕陽を眺めながら乾杯しました♪
▼丹沢登山コースまとめ記事
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