先日1月中旬に、西丹沢の大野山に登山に行ってきました。
西丹沢の大野山を選んだ理由は、駅から登山口までが近いこと(歩いていける)、丹沢大山など人気の山に比べて人が少ないこと、比較的楽に登れて山頂からの景色が良いこと、などからです。
当日は、これ以上ないほどの快晴!大野山の広々とした山頂で、富士山と西丹沢の山の見事なパノラマを堪能した後は、山小屋風カフェでこだわりのケーキ&コーヒーに癒されました。
関東近郊で気軽に日帰りハイキングを楽しみたい人におすすめなので、アクセス・コース概要・登山コースの写真・見どころスポットなどをブログにまとめました。
西丹沢の大野山(723m)の概要
大野山は、神奈川県の西丹沢の標高723mの山です。
JR御殿場線の駅から登山口までが近いので、大野山山頂を経由し、駅から駅へと歩くハイキングコースが人気です。
低山にもかかわらず富士山の眺望に優れていることが特徴で、「関東の富士見100景」にも選ばれています。富士山だけでなく、相模湾や箱根方面、また近場の西丹沢の山がずらーっと並ぶパノラマの景色も印象的です。
山頂は公共の牧場があったこともあり(現在は民間で運営されているようです)、広々とした牧草地が広がっています。
初級向けの登山コース(今回は迂回路歩きました)
今回歩こうと考えていた一番ポピュラーな登山コース、JR御殿場線の谷峨駅〜山北駅までコースタイムで約4時間10分のコースです。
しかし、なんと事前情報を仕入れていなかったのですが、大野山山頂から山北駅まで下る地蔵岩ルートが崩落箇所により通行止めになっていたので、今回は迂回路を歩いて山北駅まで下りました。
谷峨駅〜山北駅までコースタイム目安
公式コースタイム:4時間10分
登山口〜山頂までの標高差:約600m
累積標高差:上り(816m)/下り(871m)総距離:約10km
谷峨駅(168m )
↓80分
車道
↓40分
大野山山頂(723m)*登頂!*
↓75分
古宿
↓40分
大野山登山口入口
↓15分
山北駅(156m)
健脚(もっと歩きたい人)は丹沢湖まで…
健脚派は、山頂からも見える丹沢湖まで歩くこともできます。
その場合、コースタイムは往復で5時間40分です。
山頂からの標識はなく、インターネットの地図ではルートが出てこなかったので、地図を持参して注意して歩く必要がありそうです。
次回、歩く機会があれば、ブログに詳細を載せたいと思います。
▼丹沢方面の地図
登山の難易度は?
谷峨駅から大野山登頂後山北駅まで下るコースは、初級向けではありますが距離は10km近くあるので、それなりの体力を必要とします。
4時間以上も山道を歩くのは無理かも…という人は、往谷峨駅から大野山ピストン(3時間20分のコース)をおすすめします。山道は歩きやすいので、登山靴でなくても大丈夫そうでした。
▼日帰り登山の持ち物
アクセス
まずは小田急線で「新松田駅」へアクセス、駅北口から徒歩1分程度のJR御殿場線に乗り換えて「谷峨」駅で降ります。
都内新宿からだと約1時間30分程度で登山口までアクセスできます!
帰りは同様にJR御殿場線「山北」駅から「松田」駅、小田急線に乗り換えて「新松田駅」から都内へ戻ります。
大野山登山コースの見所を写真で紹介!
それでは当日の写真を交えて見どころを紹介します。
谷峨駅から大野山山頂へ!
まずはJR御殿場線の谷峨駅からハイキングスタート!
小さくてレトロな可愛らしい駅舎の裏に、お手洗いがありますので、立ち寄りをおすすめします。
駅舎の中に、登山届けを記入する場所もありました。
また、壁には下山に予定していた地蔵岩コースが崩落のため通れないと張り紙が。がーん…(笑)
駅から出ると、所々に大野山への案内板があります。
見落とさないように進めば迷うことはありません。まず駅北側の陸橋、酒匂川に架かる嵐橋を通って、しばらく舗装道路を歩いていくと、登山道の入り口があります。
民家の横にある細い道から、山道に入っていきます。
ここからは登山道になりますが、下の写真のようにきれいに整備されています。
とても歩きやすいのが印象的で、このコースならスニーカーで大丈夫そうだなと思いました。
その後また車道に出て、少し歩くとトイレの建物がありましたが、残念ながら故障中ですと張り紙がありました…。
がーん…(今日2回目…)
トイレは駅から歩いて30分程度の場所です。念のため、駅で済ませておいた方が安心ですね。
私は登山ではなぜかお手洗い我慢できるタイプなので、気を取り直して歩き始めます。
登山道は、舗装されたコンクリートの道と、土道と交互に出てきました。
駅から歩いて1時間ちょっと過ぎると、展望の開けた牧草地の道に出ます。
ここからが急斜面なのですが、ジグザグと歩きながら、徐々に標高を上げて歩いていきます。標高を上がってくるにつれて、遠くの景色まで見渡れるように。
後ろを振り返ったら、富士山の展望がこんなにきれいに見えました!
大野山の景色、正直こんなにすごいとは思いませんでした…。
まだまだ富士山の絶景トレイルは続きます。南斜面の絶景コース、圧巻です。
さらに登山道を歩いていくと、富士山の絶景ポイントに、屋根付きのデスクとベンチが現れます。こんなところで、山ごはんしたら絶対に気持ち良いですね。
南斜面なので、天気が良ければ冬でも暖かいですし、休憩ポイントとしておすすめです。
ここからは、相模湾〜箱根方面〜富士山の展望を一望できました。
さて、さらに山頂に向けて歩を進めていくと、今度は西丹沢方面のパノラマが!
西丹沢方面の展望が素晴らしかったです!景色が良い山なので晴れの日に登りたいですね
ここまで来れば山頂まであとちょっと、景色に見惚れながら平らな道を歩いていくと、すぐに到着しまいした。
大野山に初登頂!
広々とした山頂でゆっくり!
大野山山頂からは、富士山〜西丹沢の山々の眺望が広がっていました。
ちょっと前に登った、檜洞丸山も見つけました!大野山は西丹沢の山の展望台ですね。
広々とした牧草地が広がっているので、ゆっくりとくつろげますよ。
展望の良いところにベンチが設置されていますし、屋根付きの休憩スペースなどもありました。
今日も、各々くつろいでいました〜。
山頂には売店などはないので、ランチは事前に用意していく必要があります。
お手洗いはあります。手入れされていて清潔でした!
迂回路を通って山北駅へ
帰りは地蔵岩ルートがクローズしていたので、仕方なく臨時の迂回路を歩きました(泣)
迂回路はコンクリートの道が多く、あまり見所は少なかったので長く歩きたくない人は、往復ピストンの方が良いかもしれませんね。
地蔵岩コース歩きたかったなぁ。
とはいえ、大野山一番の魅力はやはり景色だと思うので、天気に恵まれただけ良かったです。
下の写真のように、山の中にある住宅地?のようなところを縫って歩く道が続きました。
あとはお茶畑やみかんが多かったですね。静岡が近いですし、特産品なのでしょうか。
ほぼコンクリートの道をひたすら下っていると、丹沢のアイドルに遭遇!丹沢クリステルと丹沢キャサリンがいました!
塔ノ岳にもいるんだっけ?見たことある気がします…。
ここまでくれば後少しなのですが、単調な道が続いたので長く感じました。
また、コンクリートの道なので、足の疲労がいつもより大きい気がします。
やはり土の道が良いなぁ…。
ついに車道に出たら、山北駅までは歩いて20分程度です。
ひとまず、お疲れ様でした〜!
下山後の、癒しスポット情報!
大野山登山後に立ち寄れる、癒しのスポットを紹介します。今回は、素敵なカフェを見つけました!
カフェ・リーフス
今回は、大野山登山口から山北駅の車道脇にある、山小屋風の素敵なカフェに入ってみました!
コーヒーの種類がずらりと10種類以上あり、こだわりのコーヒーで一息つけます。地元の食材を使った、自家製トースト、ピザ、おしるこ、ケーキなど、下山後の栄養補給にぴったりです。
私は自家製ケーキを注文。本日のケーキは、シフォンケーキ、レアチーズケーキ、牛乳ようかんの3種類がありました。牛乳ようかんも気になりましたが、レアチーズケーキを注文。
チーズケーキは甘さ控えめで酸味のあるタイプ、ブルーベリージャムと相性が良くて、とてもおいしかったです!コーヒーも良い匂いですっかり癒されました。
カフェ・リーフス
住所:神奈川県足柄上郡山北町山北3421-2電話:0465-75-0222
定休日:木曜日
洒水の滝(しゃすいのたき)
洒水の滝は、かながわの景勝50選、日本の滝100選に指定されている、観光スポットです!
インスタのお写真をお借りしました。
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今回登山後に立ち寄ろうと思っていましたが、工事のため現在通行止めなんだとか…。今回はいろいろt タイミングが合いませんでした。
温泉施設:さくらの湯
山北駅から徒歩1分の便利な立地、下山後の立ち寄り温泉に最適です。
山北町健康福祉センター内に入っていて、「保温効果が高く、温まった体が冷めにくい…」と評判なのだとか。登山後に立ち寄れる施設があるのはありがたいですね。
さくらの湯
住所:神奈川県足柄上郡山北町山北1301番地4
電話:0465-75-1122
利用時間:午前10時30分から午後9時
定休日:木曜日
まとめ
今回、西丹沢の大野山ははじめて登りましたが、想像以上に景色が良くて驚きました。
富士山の裾野まで見えるドーンとした眺望はもちろん見事でしたが、最近登山した檜洞丸をはじめとする西丹沢の山々が一望できて感激でした。
登山初心者でも歩きやすい登山コースなので、次は山ごはんもしっかりと準備して、山頂で富士山を眺めながらゆっくりピクニックランチしたいです。
都内からも日帰りでアクセスしやすい山ですので、ぜひチェックしてみてくだい。
▼丹沢方面の登山で参考にしている本
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