こんにちは、DC山岳部ちか(@dc_mountain)です。
2023年10月23日・24日で歩いてきた火打山・妙高山縦走コースの2日目のブログです。1日目は以下の記事に書いていますのでチェックしてみてください。
高谷池ヒュッテに1泊した後、妙高山に登頂、燕温泉に下山するコースを歩きました。妙高山の山頂へと登る北斜面コースにびっしりと雪がついて凍っていたので思いのほか時間がかかりました。
鎖場・急登が続くコースでもあるのでかなり脚力消耗…。燕温泉までの下りが長く感じました。
今回は、高谷池ヒュッテ – 妙高山 – 燕温泉のコースを詳しくブログで紹介します。
下山後は、温泉・きのこ鍋・日本酒を堪能して多幸感のある1日になりました!
火打山・妙高山縦走コース概要
では、今回歩いたコースを振り返ります。
コースタイム目安【地図】
- コース概要:火打山・妙高山縦走コース
- 公式コースタイム:1日目:6時間30分、2日目:7時間20分
- 累積標高差:上り(約2,008m)下り(約2,214m)
- 総距離:約19.6km
高谷池ヒュッテ(ログ:6:30分発)
↓60分
黒沢池ヒュッテ(ログ:7:50分発)
↓30分
大倉乗越(8:30分着)
↓110分
妙高山北峰(10:40分着)
↓10分
妙高山南峰 *ランチ休憩*(11:40分発)
↓80分
天狗堂
↓70分
湯道分岐
↓80分
燕温泉(15:00分着)*温泉*
▼紙の地図はこちら
妙高山の難易度
妙高山の難易度は、「中級者」以上向けだと感じました。
鎖場の難易度は高くありませんが、とにかく急登が続くので脚力を消耗するので、普段から登山で培った体力がないと無厳しいと感じました。
もちろん体力だけで乗り越えてしまう人もいるかとは思いますが、経験者と一緒に挑戦することをおすすめします。
▼アクセス・駐車場情報は1日目のブログにまとめています。
2日目:妙高山登頂・燕温泉へ下山
では、高谷池ヒュッテの朝〜妙高山〜燕温泉下山コースを歩いた様子をブログで紹介していきます。
▼1日目のブログは以下をどうぞ
高谷池ヒュッテの朝
高谷池ヒュッテでは朝0530分から朝食でした。
メニューはいつも決まっていて朝からがっつりと「中華丼」です。こちらもお代わりOKですが、うずらの卵は人数分しかないので一人一個までだそうです。
紅生姜も乗せられます。お味噌汁も嬉しいですね。
朝外に出てみると北アルプスがうっすらピンク色に焼けていました。雪を纏った北アルプスに映えてきれいですね。
高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテへ
高谷池ヒュッテを離れて出発!
私たちは6時30分過ぎに出ましたが、だいたいの人はもっと早朝に出発していました。
朝はやはり雪がカチカチに凍っていて滑りやすくなっていました。ゆっくり滑らないように慎重に歩きます。
歩きながらも後を振り返ると北アルプスの展望が素晴らしい!
そして空気が澄んでいて気持ちが良いです。
約1時間ほどで黒沢池ヒュッテに到着。
すでにシーズン終了していましたが、妙高山に登る人はここに宿泊することもできるのですね。
大倉乗越からは妙高山が!
この辺りから北斜面になるので冷え込んでいました。
けっこう寒かったので立ち止まらずに黙々と歩きました。
大倉乗越まで上がると、妙高山の姿が見えました。
妙高山の形がすごい!!
あんなもっこりした形だったらどこから登っても大変ですよね…。
あれを登るのか〜と思いながらも記念撮影。
大倉乗越から妙高山を目の前にトラバースするような道を歩き下り切ってから、怒涛の登りが始まります。
ロープのかかった岩場のようなところがたくさんありました。
雪さえなければそんなに心配するようなところではないと思いますが、とにかく急登なので体力・脚力が削られます。
妙高山までの登りは北斜面なので雪が固まってつるっつる…。
急登が終わり、平らな土地が現れたら山頂はもうすぐです。
山頂はもうすぐ!
妙高山北峰と南峰(山頂)
ようやく妙高山の山頂に到着しました!ゴロゴロと大きな岩がたくさんあります。
妙高山の山頂は2つピークがあり、北峰(2446m)・南峰(2454m)に分かれています。南峰の方が少し高いですね。
まずは北峰で記念撮影。一等三角点も北峰にあります。
そして稜線上の大きな岩の間を縫って南峰に移動しましたが、南峰にはわかりやすい山頂の標識はなく、記念碑と石仏のみありました。
ほとんどの人が北峰にいたので、私たちは南峰の大きな平な岩の上で、景色を見ながらランチ休憩にしました
燕温泉への下山コース
妙高山から下山するコースはいくつかありますが、今回は燕温泉へ下山することに。
まず南峰の方から下山コースに入るとすぐに、手を使わないと下れないような岩場が出てきます。
その後も、長めの鎖場などが続きなかなか険しいですが、南斜面で雪が全部溶けていたので助かりました。
その後は、斜度のある道をジグザグと下っていきます。
天狗堂から道が二手に分かれます(車を赤倉方面に停めていたので、ちばさんはピックアップして燕温泉まで迎えにきてくれることに
)天狗道から燕温泉への下山コースは、ゴロゴロと大きな岩が転がる中を下っていくような道です。
光明滝・称名滝を過ぎると(写真撮り忘れていました…)、温泉色の沢に沿ってずっと下っていきます。なかなか奥地の雰囲気のあるところでした。
この辺りから紅葉で真っ赤に燃えていました!(写真より実際の方がすごかった…)
途中コンクリートのトラバース道へと変わり、足の裏が痛くなりました…。落ち葉がその上に乗って少し濡れているので滑りやすく(春ちゃんがコケました…)あまり気が抜けません。
しばし足元に注意しながら歩き、後を振り向くと、妙高山が見えました!
あんなところから下山してきたんだ…と感慨深い気持ちになります。
見る角度によって山容がガラッと変わり、尖った三角形の山に見えました。
野天:黄金の湯と燕温泉
舗装されたの細いトラバースの道から、幅の広い道へと出たら「黄金の湯」はあと少しです。
黄金の湯は野天風呂なので(無料)洗い場はありません。もう一つの野天「河原の湯」方面の登山道は現在クローズしています。
黄金の湯、ホワイトブルーのお湯の色すごいですよね。
今回は、その下の燕温泉(ホテル岩戸屋)で日帰り温泉を楽しみました。内風呂・洗い場もあります。
燕温泉とても良かったのでまた来たいです!良いお湯でした。
お風呂でさっぱりした後は、いつもお世話になっているロッジピノキオに泊まりました(車で約50分です)
燕温泉で宿泊する場合は「樺太館」がとても良い(食事がおいしくて日本酒の種類が豊富)と先輩が言っていました!
ロッジピノキオへ(きのこ鍋!)
ロッジピノキオは、長野駅から車で30分の立地にある家族経営の素朴なロッジです。ごはんがとても美味しくて、毎回夕食・朝食が楽しみです。
今回は、人生ではじめて「きのこ鍋」を食べました!
食べている途中にもどんどんメニューが運ばれてくるので、毎回写真を撮り損ねてしまいます…(上の写真以外にもたくさん食べました)
日本酒も進み、充実した1日になりました!
朝ごはん、きのこごはんにしてくれて嬉しかった!
▼ロッジピノキオ(冬シーズン宿泊)のブログ
まとめ:火打山・妙高山は満足度の高い縦走コース
今回火打山・妙高山をはじめて縦走しましたが、景色がきれいで登りやすい「火打山(運がよければ雷鳥も見れる!)」と、荒々しい岩場に覆われたアスレチックな「妙高山」と、両方楽しめる充実感のある良いコースだと思いました。
白馬方面・北アルプスの展望や、富山方面の日本海まで見渡せました!今回は晩秋ということもあり雪が積もっていましたが、夏のお花シーズンもきっと素晴らしいと思います。
燕温泉まで下山すれば、野天の黄金の湯をはじめ、登山後に良いお湯の日帰り温泉を楽しめるところもいいですね(もちろん宿泊しても
今度は、またロッジピノキオを拠点に雨飾山にも登ってみたいです。冬のスキーもまた来れるかな。
▼1日目(笹ヶ峰〜火打山〜高谷池ヒュッテのブログはこちら)
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