こんにちは、Mountain DCちか(@dc_mountain)です。
ソロ〜夫婦〜少人数キャンプにぴったりの大きさ・容量の小型ポータブル電源BLUETTI『EB3A』を手に入れました!
私たちは夫婦でキャンプや車中泊をする機会の度に「ポータブル電源があったら便利だろうな…」と何度も思っていましたが、ポータブル電源はどれもそれなりのお値段しますのでなかなか手に出せずにいました。
そんな時に入手したブルーティーの『EB3A』は、セール時は2万円台と超格安にもかかわらず、リン酸鉄リチウムイオンを使用しているので品質も安心のポータブル電源です!
ポータブル電源を購入する際に気になる基礎知識と併せて、実際にキャンプで使用してみたBLUETTI『EB3A』のメリット・デメリットをレビューします。
BLUETTI(ブルーティー)とは?
BLUETTIはどこの会社?とまず疑問に思う人が多いかと思いますが、2009年に中国のシリコンバレーと名高い「深圳」で誕生したポータブル電源・蓄電池市場のリーディングカンパニー「パワーオークグループ」です。
今や世界のポータブル電源の約9割が中国製だと言われているほど躍進している業界ですが、2019年にパワーオークグループが日本市場向けに立ち上げたブランドがBLUETTI(ブルーティー)です!
BLUETTI(ブルーティー)の何がすごいかというと「リン酸鉄リチウムイオン電池」を使用しているところで、格安で購入できるだけでなく品質の良さも売りにしています。
雑誌などにもよく取り上げられている注目のポータブル電源メーカーです。
日本法人「BLUETTI JAPAN」があるところも安心です
BLUETTI『EB3A』の基本スペックと特徴
BLUETTI(ブルーティー)はさまざまな用途に合わせたポータブル電源を用意していますが、今回手に入れたEB3Aはブルーティーの中でも最小・最軽量タイプのポータブル電源です。
BLUETTI「EB3A」は、今のところベージュとスチールグレーの2色展開。
他のメーカーのポータブル電源と比べてもデザインはオシャレで、特に私たちが手に入れたベージュのカラーはポータブル電源にしては珍しい色で気に入りました。
型番 | BLUETTI EB3A |
バッテリー容量 | 268.8Wh |
定格出力電力 | 600W |
バッテリータイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
重量 | 4.6Kg |
外形寸法 | 255×180×183mm |
充電温度 | 0-40℃ |
サイク寿命 | 2500回+ |
出力 | AC出力 100V,Max 600W(サージ1200W) 5521出力 12V/10A シガーソケット12V/10A USB-A出力 5V/3A USB-C Max 100W ワイヤレス充電 Max15W |
入力 | AC充電 : 100V,430W Max PV充電 : 12V-28V,200W Max カー充電 : 12V/24V |
▼ベージュ【EB3A】
▼スチールグレー【EB3A】
ソロ〜夫婦キャンプに最適なサイズ(容量)
BLUETTIの中でも一番の小型ポータブル電源なので、バッテリー容量は少なめです。私たちのように夫婦でキャンプをしている人や、ソロで車でキャンプに出掛けている人などに最適なスペックだと思います。
ポータブル電源の容量はWh(ワットアワー)の単位で書かれているのですが、聞きなれない単位なので、実際にどのくらい使用できるのかわからないという人が多いのではないでしょうか。
Wh(ワットアワー)とは、1W(ワット)の家電を1時間使った時の電力量のことをさします。
EB3Aの場合は「268.8Wh(ワットアワー)」が容量になりますが、変換効率が約80~90%なので実質215Wh程度の電力を使用できることになります。
例えば、キャンプで使用する20WのLEDランタンであれば、約10時間以上使えるということが計算でわかりますね。
高出力・ポート数が多い
BLUETTIのEB3Aは、小型ポータブル電源にしてはかなり珍しく、600Wと高出力であること、ポート数が9個もあることが大きな特徴です。
他社の小型ポータブル電源の場合には、だいたい200W〜300W程度の出力値なので、デバイスを同時に充電することができません。ポート数も通常であれば3-4つほどであることが多数です。
キャンプに行く人は特に、複数のLEDランタン・携帯電話・タブレット・パソコン・スピーカー・扇風機など、多数のデバイスを同時に使いたい時が多くありますよね。
小型ポータブル電源で多くのデバイスを同時充電したい人には、このBLUETTI EB3Aがかなり有力になるのではないでしょうか。
- AC出力ポート2つ
- USB−C(100Wまで対応)出力ポート1つ
- ワイヤレス充電パッド1つ
- USB−A出力ポート2つ
- 5521DC出力ポート2つ
- シガーソケット1つ
付属品(シガーソケット・ソーラーパネル別売り)
BLUETTI EB3Aは、以下の付属品がデフォルトで付いてきました。
別売りでソーラー充電ができるパネルと、シガーソケット(車などで)から充電できるケーブルも購入することができます。シガーソケットはマストで手に入れたいと思っています。
ソーラーパネルはなかなか高額ですが、災害時に役立ちそうですし、キャンプしている時にも日なたで充電できるので欲しいなぁ…。
リン酸鉄リチウムイオン電池使用で安全性が高い
ポータブル電源に使われるリチウムイオン電池にもいろいろ種類があるのですが、ブルーティーが使用しているリン酸鉄リチウムイオン電池は一番耐熱性が良い種類です。
よくリチウムイオン電池がヒートアップして発火したりなどの事故がありましたが、ブルーティーのポータブル電源は耐熱性が高いリン酸鉄リチウムイオン電池を使用していることから安全性が保たれています。
またリン酸鉄リチウムイオン電池は充放電サイクル数は2500回以上もあるので、電池の寿命が長く持ちます!
BLUETTI『EB3A』の良かったところ【メリット】
では、キャンプでBLUETTI EB3Aを使用してみて、良かったところからレビューしていきます。
小型・軽量で持ち運びしやすい
BLUETTIの中でも一番小型で軽量なEB3Aは、容量が大きすぎないので1泊2日の夫婦キャンプにぴったりでした!
キャンプでは荷物が多くなりがちですので、車乗り入れOKのオートキャンプでも荷物を運び出すのがけっこう大変なのです…。そんな時にもストレスのかからないサイズ感・重量で助かりました。
ましてや女性ソロキャンパーなどは特に重量にシビアだと多いますので、個人的には5kg以内のポータブル電源が持ち運びしやすくておすすめですね。
女性でも片手で持ち運びできるサイズ・重量感です。
ポータブル電源は容量が多ければ多いほど良いと考えがちですが、大きさ・重量と比例するので、ちょうど良い大きさ・容量のものを選ぶことが失敗しないポイントです!
見た目がオシャレ
BLUETTI「EB3A」は、ベージュもブラックも両方とも、キャンプに馴染むカラーでオシャレだと思います。
ポータブル電源の中には、ロゴやカラーの主張が強いものも多いですが、BLUETTIは落ちたついたカラーとさりげなりロゴなので取り入れやすいですね。
9ポート同時充電できるのは神!
スペックのところでも紹介しましたが、9ポートも同時に充電できるのは神だと思います。実際にキャンプをしてみて予想以上に充電したいものってたくさんあると感じました。
前回は、周りに誰もいないキャンプ場だったので、夜にはスピーカーを充電しながら音楽を流し、電池が切れてしまったランタンを充電しながら、ワイヤレスでiPhoneを充電、また一緒にキャンプしてている友達のモバイルバッテリーの充電までこなせました。
充電が超高速
1泊2日のキャンプを終了した頃には充電が30%以下になっていましたが、電池の寿命を縮めないためにも80%くらいまで充電してから保管しておくことが推奨されています。
早速、キャンプ後に充電してみましたが、およそ1時間程度で90%近くまで充電できて「あれ!早い!」と驚きました。
ちなみに充電は標準モードでこれだけ早く終わりましたが、BLUETTIのポータブル電源管理アプリを使うと「高速モード」を選択できて、さらに早く充電できるようになっています。
- 高速モード:350W MAX;約1時間フル充電(10℃-40℃の場合)
- 標準モード:268W MAX;約2時間フル充電(0℃-40℃の場合)
取手が折りたたみ式で収納しやすい
取手が折り畳めないポータブル電源が意外に多くて、収納に困るだろうな〜とちゅうちょしていまいます。その点ブルーティーのポータブル電源は取手が折りたためて、コンパクトに収納できます。
収納に場所を取るものは後々ストレスになるので、小型・コンパクトは助かります!
上にiPhoneなどを置いて「ワイヤレス充電」できるようになっていますし、ワイヤレスを使用しない時にも上にパソコンなどを置けるのが地味に便利だと感じました。
BLUETTI『EB3A』の改善してほしいところ【デメリット】
続いて、使ってみて不便だと感じたデメリットを紹介します。購入前の参考にしてください!
取手が取り出しづらい(硬い)
折りたたみ式の取手はとても便利で助かるのですが、取手が硬くて取り出しづらいのが気になるので改善してほしいです。
本来であれば片手でさっと取手を取り出して持ち運びしたいのですが、非常に硬いので、両手を使って何とか引っ張り出す必要があります(笑)
充電の音がうるさい
充電する際に、ファンの音が「ブゥォーーーン」とけっこう大きくてうるさく感じる時があります。
個人的には高速充電ですぐに終わるのであまり気にならないのですが、音に敏感な人からすると、煩わしく感じるかもしれません。
電源スイッチボタンが分かりにくい
あまり説明書を読まないタイプなので、はじめ操作方法にやや戸惑いました。
というのも、ポートにつなげたら勝手に充電されるわけではなく、各出力ポートの電源スイッチボタンを押す一手間があるからです。
下の写真のようにUSBから充電する場合には、左のシガーソケット差し込み口の下の小さいボタン(緑色に光っているところ)を押す必要があります。
慣れれば問題ないと思いますが、うっかりと電源スイッチを押すのを忘れてしまうと充電されないので注意が必要です。
使い方によっては容量が足りない
私たち夫婦の場合には、1泊2日のキャンプで30%程度余るちょうど良いバッテリー容量で便利でした!キャンプ中は、パソコン・LEDランタン3個・モバイルバッテリー・スピーカー・スマホ・コーヒーミルの充電で使用しました。
キャンプだけでなく、ワーケーションなどで使用する際にもおすすめのサイズ感です。
しかし、同じ夫婦キャンプでも、電気毛布や冷蔵庫、ポータブル冷風器など、キャンプ中に電気を常に使用したい人には容量が足りないかもしれません。
バッテリー容量を増やすと、サイズ・重量・値段は跳ね上がりますので、自分たちの使い方と照らし合わせてバランスを見て決める必要がありますね!
「もう少しベッテリー容量がほしい」という人は、一段階上の『EB55(537Wh大容量と700W定格出力)』もありますのでチェックしてみてください。重量は7.5Kgになります。
まとめ:『格安』で良いものを手に入れたい人におすすめ!
BLUETTIのEB3Aを使ってレビューしましたが、格安のポータブル電源を探している人、持ち運びしやすいサイズ感で使い勝手の良いものを求めている人におすすめです。
小型・持ち運びしやすいポータブル電源は他にもありますが、特にポート数が多くて同時充電できるところや、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用していて安全性が高いところ、そして見た目が可愛いところが特に気に入りました。
次は別売りのシガーソケット(車で充電できる)やソーラーパネルを入手して、家の外でもポータブル電源を充電できるようにすれば完璧ですね。また使ったらレビューします!
▼BLUETTI EB3A(268Wh)
▼シガーソケット
▼BLUETTI EB55(537Wh)
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