こんにちは、Mountain DCちか(@dc_mountain)です。
登山でテント泊(山小屋泊)などをするようになると欲しくなる「アタックザック」ですが、私はどんなものが良いかわからずに必要に迫られて急ぎで購入してしまいました。
今となっては「こんな機能もほしかったな…」というものが出てきましたので、アタックザックの機能面から選び方のポイントをブログにまとめます。
また、今だったらこっちのアタックザックも良かったなと思う「おすすめのアタックザック」も紹介しますので、ぜひ購入前の参考にしてください。
私が購入したのはSEA TO SUMMITの超軽量アタックザック
そもそもアタックザックは必要?
私はテント泊登山をするようになってアタックザックを購入しました。
その前までは「そもそもアタックザックは必要?」と疑問に思っていましたが、実際にテント泊登山をするようになりその有難さが身に沁みました(笑)
テント泊登山初心者ほど、アタックザックは用意した方が良いと感じたので、その理由を紹介します。
ベースキャンプ登山の必需品
テント泊初心者は、まずは、滞在拠点にテントを張りベースを作ってから、荷物を置いて身軽に山頂へアタックする「ベースキャンプ登山」からはじめるのが適当です。
なぜならテント泊登山では10kgを超える重たいザックを背負わなければならないため、ある程度経験を積んで重量に慣れないと、荷物を背負ったまま標高差のある山頂を目指す登山は難しいからです。
実際にテント泊登山をするとわかりますが、重い荷物を背負って登るのって本当に疲れます。足が上がらなくなって、何度も休憩をとりもうやめたい…と思うのが普通です(笑)
そんなベースキャンプ登山で必需品となるのが「アタックザック」で、私は立山の雷鳥沢キャンプ場にテントを張り、荷物を置いて、アタックザックだけ背負って立山三山(雄山〜別山)を縦走しました。
体力温存には雲泥の差
アタックザックを使うと体力温存に役立ちます。
テント泊登山や山小屋宿泊登山でも、重い荷物をテントや山小屋に置いて、必要なものだけをアタックザックに入れて山頂にアタックできますね(そもそものアタックザックの使い方)
特に大型ザックはかなり重量がありますので、ずっと背負っていると体力を消耗します。登山初心者ほど体力がないので、少しでも体力を温存しておかないと、後々苦しい思いをすることになります。
下山後も何かと役立つ
下山後も、温泉用の荷物を入れたり、散策時に使用したりと、サブバックとしても役に立ちます。
またちょっとした日帰り登山や、トレラン用のザックとしても使用できます!
大きなザックを常に持ち運ぶのは下山後でもなかなか大変なので、アタックザックがあると小回りが効いて便利です。
アタックザックの選び方
次は、アタックザックの選び方を紹介します。
最近では、大型ザックにアタックザックが内蔵されているもの(雨蓋やハイドレーションが外れてアタックザックのように背負える)が出てきていますが、使用方法によってはそれでは機能・容量が足りないということもあります。
その場合、後々、アタックザックを別途購入することになります。
軽量・コンパクト性
アタックザックは、軽量・コンパクト性が大事です。
ほとんどのアタックザックは、小さく折りたたんで収納できるようになっています。
特にテント泊登山では、いかに荷物を削って軽量化するかがポイントになりますので、もちろんアタックザックもできるだけ軽量化した方が得策です。
ドリンクホルダーの有無
ベースキャンプ登山をする時には、ドリンクホルダーが付いていると便利だと感じました。
私が購入したアタックザックにはついていないので、ピークハントに2時間以上かかるようなコースでは、いちいちザックを開けて水筒(ペットボトル)を取り出さなければならず不便だと感じました。
またポケットも付いていないタイプだったのですが、簡単な小物が分けられるようなポケット(フロントなどに)がついているものが便利かもしれません。
ハイドレーションシステムの対応
普段からハイドレーションシステムを使用して登山をするのに慣れている人は、ハイドレーション対応の有無も気になるところです。
アタックザックでも同様にハイドレーションシステムを使いたい人は、対応しているかどうかチェックしておきましょう。
ヒップベルト・背面パットの有無
軽量・コンパクト性は犠牲になりますが、それよりも背負い心地を重視したい人は「ヒップベルト・背面パット」の有無を確認することをおすすめします。
特にヒップベルトは、付いていないとどうしてもザックがプラプラ揺れる感覚があるため、きちんと体に固定したい人は重要視した方が良いです。
おすすめアタックザック【機能別に紹介】
では、最後におすすめアタックザックを機能別に紹介します。ぜひ購入するアタックザック候補の絞り込みに参考にしてください。
SEA TO SUMMIT ウルトラシルデイパック【超軽量・コンパクト】
- 容量:20L
- サイズ:46x27x16cm
- 収納時サイズ:約5x8cm
- 重量:72g
SEA TO SUMMITのウルトラシルデイパックは、アタックザックの中でも一番の「軽量・コンパクト性」を誇ります!
なんと収納すると手のひらに収まるサイズ感。容量は20Lで、重量はたった72gしかありません。
軽量・コンパクトにもかかわらず、素材はナイロンより頑丈な「ウルトラシルコーデュラナイロン」を使用、耐久性にも優れていることが特徴です。
また、対水圧2,000mmの防水素材であることもうれしい!
しかしポケット・ドリンクホルダーはないので、機能性を重視する人には向かないかもしれません。
オスプレー・ウルトラライトスタッフパック【軽量・ドリンクホルダー】
- 容量:18L
- サイズ:42×22×19cm
- 収納時サイズ:11×11×5cm
- 重量:90g
シンプルな構造のアタックザックですが、
SEA TO SUMMITに次ぐ、軽量・コンパクト性を誇るのがオスプレーの「ウルトラライトスタッフパック」です。
さらに嬉しいことに、サイドにストレッチの効いたメッシュ素材のドリンクホルダー付きで便利です!
アライテント ライズパック【ハイドレーション・ヒップベルト対応】
- 容量:20L
- サイズ:41×30×16cm
- 重量:190g
アライテントは国産人気山岳テントメーカーで、テントのフライシートに使われているナイロンで造られたバックパックです。底面・背中・ショルダー部分はより分厚く補強されています。
なんと雨蓋・ヒップベルトもあるので日帰りデイパックとしてもおすすめ、機能が充実しているにもかかわらず190gと軽量なところがポイントです。
また、背中にハイドレーションパックが入れられるポケットが付いているので、ハイドレーションシステムを使いたい人にもおすすめです。
4Monster アウトドアバックパック【コスパ・ドリンクホルダー】
- 容量:24L
- 重量:約120g
アマゾンで見つけた4Monsterというブランドのアタックザックです。
生地はナイロン30Dで薄めですが、そこまでハードな使い方をしなければ耐久性は問題ないはず。また、防水ジッパーが使われているので多少の防水性もあります。
サイドにドリンクホルダー付き、とにかく安いのでコスパ重視の人におすすめです。
カリマー ポケッタブルデイパック【ヒップベルト・背面パット】
- 容量:20L
- サイズ:42×25×14cm
- 重量:290g
カリマーはイギリスの質実剛健な登山メーカー。
ヒップベルト・チェストストラップ・サイドワンドポケットが付いているので、普段使いやデイバッグとしても活躍します。
その分、軽量・コンパクト性は犠牲になりますので、背負い心地重視の人向けのアタックザックです。
まとめ:何を重視するか次第!
私の場合には、機能性よりも「軽量性」を重視した結果「SEA TO SUMMITのウルトラシルデイパック」を購入するに至りました。
今回、記事にまとめていて、私がもう一度購入するとしたら「SEA TO SUMMIT」のほかに「オスプレー」「アライテント」あたりが候補に上がりそうです。
しかし、軽量性を犠牲にしても背負い心地が決め手になる人もいるだろうし、何を重視するかはそれぞれの価値観によって異なります。
自分の使用用途をよく想像したうえで、ベストなアタックザックを選んでください!
一番おすすめはやはりSEA TO SUMMIT(実はコスパも良し!)
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