こんにちは、Mountain DCちか(@dc_mountain)です。
キャンプで薪を割るのには、軽量で持ち運びのしやすい小型ナイフを使って「バトニング」する方法が一番手軽です。
しかし、バトニング用のナイフって、何を基準に選んだら良いか知っていますか?
知らずに人気メーカーの名前だけで選んでしまうと、強度が足りずに「ナイフが折れた!!!」ということが普通に起こります(泣)
ナイフが折れると精神的にダメージを受けるだけでなく、下手したら怪我をしてしまう可能性もあるので、あなどれませんよね…。
結論から言うと、バトニング用の最強強度のナイフは「フルタング」です!もしくは、必ずしもフルタングである必要はありませんが、十分な刃厚があるものを選びましょう。
この記事では、バトニングナイフの選び方のポイントを紹介、その上で、人気のモーラナイフの中から、おすすめのバトニング用ナイフを紹介します。
▼一押しは、モーラナイフ唯一のフルタング【モーラナイフ ・ガーバーグ】
バトニングナイフは【強度】が大事!
まずは、バトニング用のナイフの選び方のポイントを解説します。とにかく【強度】が十分なものを選ぶことが大事です!!
バトニングとは?
バトニングとは、ナイフで木を割る技術のことです。
往来の薪割りをイメージすると、斧などを振り下げて木を割る様子が思い浮かぶと思いますが、キャンプで斧やナタを持っていくのは現実的に厳しいですよね…(とくにソロキャンパーなど)
そんな時に、キャンプ用のナイフ一本で木を割れるようになると、より手軽に焚き火を楽しめるようになります。
さらにベテランキャンパーになると、ナイフでフェザースティックを作って焚き付けに使うなど、焚き火の楽しみ方の幅が広がります。
ただし、バトニングを一度でもやったことがある人は分かると思いますが、
薪が硬くてなかなか割れない…!!!
まずはお試しだと思って安いナイフを買ってしまうと「これ刃が欠けるんじゃないか?壊れないかな?」と心配してしまうことになります。
せっかく買ったナイフが折れてしまったら悲しい…(泣)
なので、初めてのキャンプであれ、これから続けていこうという意思のある人は、最初から高くても強度のあるナイフを用意しておくことをおすすめします!
最強強度はフルタングナイフ!
バトニング用のナイフはなんで「フルタング」がおすすめなの?
その理由は、バトニングするためには、それなりの「強度」が必要だからです。
特に、広葉樹などの硬い薪を割る時には、かなりの負荷がかかります。
ナイフのフルタングとは、ナイフの刃が持ち手の部分(ハンドル)にまで伸びているもので、刃渡りが長くなる分強度が上がります。
通常のナイフの場合、ハンドル部分に隠れている刃はかなり小さく作られているので、その分軽量になりますが強度は落ちます。
バトニングでは、持ち手(ハンドル)の根本部分に負荷がかかりますので、ハンドル全体で支えられるフルタングモデルが最適だといわれているのです。
実際に折れてしまったバトニングナイフを見ると、根本からぽっきり逝っていますね〜。
プーッコ逝く。うちの商品ではありません。通常のバトニング中に折れたんですが、ナイフを折ったのは初めてです。普段ほとんど使わないナイフだっただけに驚きました。ブッシュンブレードは散々使ってるのにへっちゃらです。#プーッコ #ナイフ #サバイバルナイフ #puukko #折れる #サバイバル pic.twitter.com/KUee9EUq3L
— サバイバルjp (@survivaljp) December 19, 2017
刃の長さ・刃の厚さ
バトニング用ナイフの刃厚は、刃の長さが10〜15cm程度、厚みは3.0mm以上を選ぶことをおすすめします。
薪割りに耐えられるナイフの強度の目安となりますので、しっかりとチェックして購入するようにしてください!
刃の材質を選ぶ
ナイフの刃の材質はいろいろありますが、キャンプで主に使われるのは2種類(カーボンスチール・ステンレススチール)です。
初心者には、ステンレスがおすすめですが、それぞれの特徴を比較して好みで選びましょう。
カーボンスチール
カーボンのナイフの一番のメリットは、硬くて切れ味が良いところです。また、研ぎやすいので、良い切れ味をキープできるところも魅力ですね。
デメリットは、錆びやすいところです。
使った後に、そのまま放置していると、いとも簡単に錆びます!!
なので、使用後は水気を拭き取って、湿気のないところで保管する必要があります。また、刃にリップクリームを塗っておくと錆を防げるようです!
私たちがかっこいいからと選んだカーボンスチールは、使い方が雑なので見事に錆びました…(泣)
ちゃんと研いで復活させます!笑
ステンレススチール
ステンレスのメリットは、名前のとおり錆びにくいところです。
けっこう雑に扱ってもメンテナンスが必要ないので楽です。なので、まず一本目に購入するのであれば、ステンレススチールがおすすめです。
逆にデメリットは、切れ味がカーボンよりは劣るということです。
しかしバトニングやフェザースティック用であれば、そこまで気になることはないと思います。
お料理を作る時に、包丁代わりに使う用途がある時には、やや切れ味が…と感じることは稀にあるかもしれません。
今更ですが、ステンレスが良かったなぁ〜笑
人気のモーラナイフ!バトニングにおすすめは?
キャンプでバトニング用のナイフを調べると、まず一番はじめに目にするメーカーが北欧発の「モーラナイフ」でしょう。
モーラナイフは、基本的に厚みのある頑丈な刃を使っているので、バトニングやフェザースティック用に重宝されています。
モーラナイフにはさまざまな種類のナイフがありますが、その中で、バトニングナイフとして使えるモデルを紹介します。
フルタングナイフは【ガーバーグ】一択!
バトニングの負荷に耐えられる強いナイフが欲しいという人であれば、
唯一のフルタングナイフである「モーラナイフ ・ガーバーグ」が最強です。
刃厚は3.2m刃長109mm全長229mmと、かなり頑丈です。
私たちも使っていますが、硬い木を割る時にも、びくとも言わない強さを感じています!
モーラナイフの中でも最高品質なので、他と比べると料金は高めです。
モーラナイフ・ガーバーグ【カーボンスチール】
モーラナイフ・ガーバーグ【ステンレススチール】
モーラナイフ・ガーバーグ【サバイバルキット/ステンレススチール】
コスパ重視なら【ヘビーデューティー】がおすすめ!
コスパ重視で頑丈なモデルを探している人は【モーラナイフ・ヘビーデューティー 】がおすすめです。
フルタングではありませんが、刃厚3.2mm刃104mm全長224mmとしっかりと強度があり、負荷をかけすぎなければバトニングに耐えうるモデルです。
モーラナイフ ヘビーディーチュー【ステンレス】
モーラナイフ ヘビーディーチュー【カーボン】
キャンプ心をくすぐる!【ブッシュクラフト・サバイバル】
動画を見たら欲しくなってしまいました。
こちらもフルタングではありませんが、刃厚3.2mm刃109mm全長232mmと強度も十分です。
ファイアースターターとダイアモンドシャープナー(刃をとげる)が付いています。
動画はカーボンスチールの刃なので、使用後は必ず水気を拭き取って、オイルを塗ってメンテナンスするように注意喚起していますね!
モーラナイフ・ブッシュクラフト・サバイバル【カーボンスチール】
モーラナイフ・ブッシュクラフト・サバイバル【ステンレススチール】
まとめ:バトニングには強度があるナイフを選ぼう!
バトニングナイフの選び方のポイントと、モーラナイフでバトニングに適したナイフを紹介しました。それぞれの使い方次第ですが、強度を求めるならやはりフルタングが安心です。
バトニングできる最高強度のものが欲しい!という人は、フルタングの「ガーバーグ」一択です。
しかし、クオリティが高いものはそれなりのお値段がしますので、コスパ重視であれば人気の「ベビーデューティー」をおすすめします。
どちらにしても、あくまでナイフですので(薪割り斧ではありません…)、無茶な使い方は避けた方が良いですね。
正しいバトニングの仕方を覚えるというのも、大事なことだと思います。
強度を求めるなら、モーラナイフ・ガーバーグ一択!
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