先日12/15日(火)神奈川県の三浦半島で「岩礁のみち」ハイキングコースを歩いてきました。
岩礁のみちは、首都圏自然歩道の愛称で知られる「関東ふれあいの道」の一部で、三浦半島の先端の海岸沿いを歩くコースです。距離は約10kmで3時間程度、ところどころアスレチックな岩場もありましたが、アップダウンの少ないゆるハイキングを楽しめました♪
白波が渦巻く海岸線を間近に見ながら、岩礁を歩く経験はなかなかできることではありません!たまには海を眺めながら歩くハイキングコースも素敵だな…と思いました。
ハイキング後には、城ヶ崎まで足を伸ばし、三浦名物の海鮮・マグロなどのグルメを堪能しました!温泉もあるので丸一日楽しめます。
この記事では、三浦半島のお得なアクセス方法や、「岩礁のみち」コースの詳細、グルメ情報を紹介します!「週末どこに行こうか…」と考えている人の参考になればうれしいです。
日帰りで楽しむ!三浦半島【岩礁のみち】ハイキング
まずは三浦半島ハイキングの岩礁のみちへのコース概要・アクセス方法を紹介します。
【岩礁のみち】コース概要
岩礁のみちは三浦半島の海岸沿いの岩場を歩く、全長約10.3kmのコースです。距離は長めですが、アップダウンが少ないため、約3時間のコースタイムです。
京浜急行の「三浦海岸駅」前からバスの乗車して「松輪バス停」で降車後、住宅地を通って松輪間口漁港へ向かいます。松輪間口漁港の防波堤を飛び越えると、岩礁のみちハイキングコースのはじまりです。
神奈川50景に選ばれた「剱崎」や、「江奈湾」「盗人狩」などの見所を経由して「宮川湾」でゴールとなります。
帰りは「宮川バス停」から「三浦海岸駅」までバスで戻るのが一般的なルートです。
電車・バスのアクセス方法
往路(松輪バス停)
三浦半島の「岩礁のみち」へは、電車とバスを乗り継いで楽々アクセスできます。このコースには駐車場がありませんので、公共交通機関でアクセスが便利です。
往路は京浜急行で「三浦海岸駅」、駅目の前のバス(剱崎行き)に乗車して「松輪バス停」で降車します。都心からの所要時間は、品川から電車で約1時間20分、バスは約15分です。
復路(宮川バス停)
復路は「宮川バス停」からバスで「三浦海岸駅」まで約25分、その先は往路と同様です。バスの本数は1時間に1本と少ないのでご注意ください。
しかし、せっかくの三浦半島観光なので、まぐろで有名な三崎港や城ヶ島まで足を伸ばして、グルメや温泉を満喫することをおすすめします
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岩礁のみちを歩く注意点
海沿いを歩く岩礁のみちだからこそ、以下の点に注意が必要です。
登山ではないので、一般的な登山装備でなくても大丈夫ですが、靴だけは滑りにくいものを選ぶことをおすすめします。
日陰がほぼ無いので、日焼け対策をお忘れなく!(私はニット帽だったのですっかり焼けました…)
- 満潮時や高波が発生するようなコンディションの時には、一部通れないことがあります。
- 岩場は滑りやすく危険なので、悪天候時にはハイキングを中止しましょう。
- 必ず滑りにくい靴を履きましょう。
- 紫外線が強いので、帽子はツバがあるものをおすすめします(日焼け止めもマスト)
コースガイド:岩礁のみち
岩礁のみちハイキングコースの見所を、写真で紹介していきます。
松輪バス停〜剱崎
松輪バス停で降車したら、目の前には緑まばゆい畑が広がっていました(トイレは無いので三浦海岸駅で済ませておきましょう)
畑には三浦半島の特産品の一つである「三浦大根」が植えられています。
海と大根畑の景色ってはじめて…笑
突如として現れた、のどかな風景に驚きながら、道標にしたがってまずは松輪間口漁港まで歩いていきます。
道標の他には、岩礁のみちの略図と見所の説明が書かれた看板がありました。
大根畑と住宅地をすり抜けるように歩いていくと、約20分で松輪間口漁港に着きました。
朝早くから漁港で働いている人たちの横を通り、尊敬の眼差しを向けながら、道標の方向に歩いていきます。
漁港の端にある小さな堤防の階段を登って中に入ると、海岸沿いのハイキングコースへと入ります。
まずは美しい海岸を眺め、海の音を聴きながら、静かな浜辺を歩きます。
神奈川の海だとは思えないほど水がきれいです…!
まずは一つ目のポイントである「剱崎」に到着しました。ここの断崖絶壁の丘の上には灯台があり、神奈川50景にも選ばれた絶景が広がります。
ハイキングコースの見所の一つなので、時間に余裕がある人は、ぜひ剱崎灯台まで上がってみてください。明治時代に建てられて、現在でも使用されている貴重な灯台です。
灯台の下は落石注意区間なので、景色を見終えたら、立ち止まらずに通り過ぎることをおすすめします。
剱崎〜江奈湾
剱崎〜江奈湾はまさに岩礁のみち!と呼べるような、海に削られたごつごつとした岩場を歩いていきます。
ところどころ橋を渡ったり、岩を飛び移りながら渡る、アスレチックな箇所がありました。
下の写真は橋がかかっているところです。しっかりとした橋でしたが、水位はそこそこありました。
下の写真の場所は、失敗するとズボッと足が海にはまります…(笑)
危険性は感じませんでしたが、満潮や高波時は通れなさそうです。通れない時は、無理をせずに迂回路を歩きます。
江奈湾目下の岩礁帯に出てきました。なんとも素敵な地形です。この先から、一旦舗装道路を歩くコースへと入っていきます。
江奈湾〜白浜毘沙門天
江名湾を回り込むように歩いていると、水鳥たちが干潟に集まっていました。
江名湾では、ひき潮の時に海底が広くあらわれるので、いろんな種類のカニやエビ、貝類などが出てくるようです。
民家の横を通ると、三浦大根がいたるところに干してありました。なんだか面白い光景です(笑)
しばらく舗装道路と大根畑を歩いて、白浜毘沙門天を目指します。要所要所で道標があるので、道はわかりやすかったです。
白浜毘沙門天(しらはまびしゃもんてん)に到着しました。
毘沙門天は三浦七福神の一つで、行基の作と伝えられ、「智恵と武勇の守り神」として崇められています。なかなか雰囲気のあるところでした。
盗人狩〜宮川湾でゴール!
白浜毘沙門天でご利益をいただいたら、いよいよ岩礁のみち最後の見所が待っています!
海岸伝いにアスレチックな道を通ります。こういうの楽しい〜!気に入りました。
この先の毘沙門港で、また漁港を回り込むように舗装道路を歩き、また海岸沿いに戻ってきます。
すると、一層深く青い海が目の前に広がり、白波が立つ豪快な様にテンションが上がりました!
ここからぐるっと回り込むと、岩礁のみちハイキングの一番のハイライトと言われている「盗人狩」が現れます。
とても絵になる素敵なところでした〜!
この峠の名前「盗人狩」は、昔に盗賊が追われてこの断崖(高さ30m)で、下の渦巻く海を見ての足がすくんで動けなくなり、あっさり捕まったという伝説から、そのまま「ぬすとがり」と呼ばれているそうですよ。
海や風に侵食された地形がダイナミックでした!
ゴールの宮川湾にはきれいなお手洗いもありました。
ここからは、舗装道路の坂を上がってバス停まで歩き、岩礁のみちは終了です。
休憩も含めて、コースタイムの3時間かからずに到着しました。お疲れ様でした!
旅の締めくくりは城ヶ島でグルメ!
ハイキングだけで帰るのはもったいない!ということで、「城ヶ島」まで足を伸ばしました。
バスは1時間に1本しかないので要注意です。
私たちは次のバスまで時間があったので、散策がてら歩きながら、途中駅からバスに飛び乗りました。バスを利用せずに城ヶ島まで歩いても、30分程度でアクセスできます。
中村屋で海鮮グルメ
たくさん歩いたのでお腹すきました。
城ヶ島のバス停近く(城ヶ島灯台目の前)にあった「中村屋」に入りました。目当ては「まぐろてんこ盛り丼」です。このお店は「みさきまぐろきっぷ」でも入れます。
ビールを頼んだら三浦だいこんのお漬物が出てきました。ハイキング中にもたくさん見かけた三浦大根食べられるなんてうれしい。
おかわり自由だそうです!ビールが進みました。
御通しかな?の大根煮物もおいしかあったです。
メインの「まぐろてんこ盛り丼」は文句なしにおいしかったです。まぐろの漬・生・すき身がこれでもかと乗っていて、かなりボリュームがありました。
まぐろの身も分厚くてトロッと新鮮、また食べに行きたいです。
中村屋
営業時間:11:00-17:00
定休日:不定休
住所:三浦市三崎町城ケ島673
電話番号:090-5776-5490
城ヶ島散策では富士山が!
ごはん後には少し時間があったので、城ヶ島を散策したら、海の向こうに富士山が見えました!
城ヶ島をぐるっと周回するハイキングも楽しそうです。城ヶ島からはバスで「三浦海岸駅」へ、京浜急行で都内に戻りました。
まとめ
三浦半島で「岩礁のみち」ハイキングとグルメを堪能する日帰り旅行を満喫しました!
岩礁のみちハイキングは、アップダウンもほぼ無く、観光の延長線上で気軽に楽しめるコースなのです。しかも、都内からのアクセスも良く、三浦半島きっぷを利用すれば格安で観光地巡りできます。
今回は予定があって夕方に東京に戻るスケジュールでしたが、丸一日余裕がある人は油壺温泉(みさきまぐろきっぷ利用可能)に入ってから帰るのもおすすめです
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