こんにちは、DC山岳部ちか(@dc_mountain)です。
先日9月末に、元仕事関係の先輩に「白馬のハイライトを歩くからおいで!」と誘われて、2泊3日で白馬縦走してきました。
いつもハードな登山に連れていかれるようなメンバーなので覚悟はしていたのですが、今回も予想をはるかに超えるハードコアな山行になりました(笑)
まず1日目は、まさに白馬ハイライトとも呼べるパノラマ縦走コースを歩きます。白馬からロープウェイを乗り継いで栂池へ、乗鞍岳・小蓮華岳と縦走して、白馬岳に登りました!
白馬デビューにもおすすめできる、変化に富んだ楽しいコースだったので、ブログにて写真付きで紹介していきます。
2日目・3日目の大変な山行は、次のブログで紹介します…。
栂池から白馬岳登頂コース概要
白馬からロープウェイ・リフトを乗り継ぎ、栂池自然園駅へ。
栂池から、白馬乗鞍岳・大池・小蓮華岳などの見所を経由して、白馬岳山頂を目指しました。
白馬岳登頂後は、白馬山荘に宿泊しましました。
コースタイム目安(当日ログ)
- コース概要:栂池自然園から白馬岳(白馬山荘宿泊)
- 公式コースタイム:往復6時間30分
- 累積標高差:上り(約1,413m)下り(約407m)
- 総距離:約9.8km
栂池自然園駅(09:00時頃出発)
↓1時間10分
天狗原
↓1時間50分
白馬大池
↓1時間50分
小蓮華山
↓1時間30分
白馬岳【2932m】(15:10分頃到着)
↓10分
白馬山荘(15:30分頃到着)
▼登山地図(白馬エリア)
アクセス
今回は車で行きましたが、東京方面からのアクセスは、新宿から直通の高速バス利用が便利だと思います。
または、松本・長野まで夜行バスでアクセス、その後「路線バス」利用で白馬に入る方法も安くなりそうです。
栂池から白馬岳登頂コースを写真で紹介!
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では、実際に歩いてきた栂池から白馬岳登頂コースを、当日の写真とともに紹介します。
栂池から、楽園のような景色が広がる「天狗原」へ
まずは、白馬からロープウェイを乗り継ぎ、最終の「栂池自然園駅」で下車します。
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ロープウェイ駅周辺は、山小屋・レストランが並び、トイレがあります。
その横を通り過ぎ、登山道に入ると、最初からなかなかの急登が続きます。
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気持ちの良い秋晴れの中、雲海を眺めながらぐんぐん標高を上げていきます。

秋は雲海に遭遇する確率が高い気がする!
一旦、急登を登り切ると、まるで楽園のように開けた「天狗原」に到着しました。
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湿原地で木道が整備されています。
この辺りは、とにかく紅葉が素晴らしくて、ずっと長居したくなるような景色でした。
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
天狗原付近の紅葉が一番きれいで絵になりました〜!
ゴロゴロ岩の急登を登り「乗鞍岳」に登頂!
天狗原の湿原を楽しんだあとは、また急登が待っています。
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今度は、大きな岩がゴロゴロと転がっているので、足元に注意しながら登ります。
普通にスニーカーで登っている人もいてビビりました!

ゴロゴロの急登を登り切り、ハイマツが一面に広がる平な道に「乗鞍岳」のピークがあります!
昔、山スキーでも連れてきてもらったことがありますが、夏はまた景色が一変しますね。
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ハイマツが出てくると、やはり雷鳥の存在が気になります。北アルプスにくるといつも探しますが、今シーズンはまだ出会えていません…。
雷鳥、出てきてくれないかな〜。
ナナカマドが色づく「白馬大池」に到着
ハイマツの道を進むと、目の前に大きな湖「白馬大池」が現れました。
魚はいませんが、黒サンショウウオが生息しているそうです。水が青々と透き通っていました!
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湖の周辺には、ナナカマドの木が真っ赤に紅葉していて、秋らしい景色を楽しめました。
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白馬大池には山小屋「白馬大池山荘」があります。
テント場もあり、ここまでの道はそこまでキツくなかったので、テント初心者の私でも大丈夫そうです。
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ここでちょうど正午くらい、ランチ休憩をとり、持ってきたパンなどを食べました(山荘には喫茶メニューもあるようです)
白馬山荘まで登って、下山していく人もいました!初心者コースとして良さそうです。
雷鳥坂を登って「小蓮華岳」へ
白馬大池からは、蓮華温泉へ続く道と、雷鳥坂を登って小蓮華岳へと続く道があります。
雷鳥坂は名前の通り、ハイマツが斜面を覆い「雷鳥」が見られるスポットでもあるのですが、私たちの目の前には現れてくれませんでした…泣
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この辺りから、残念ながらガスってしまいました。
雷鳥坂を登り切ると稜線に出るので、白馬の山のパノラマを楽しめる登山コースのはず…(泣)

そんなこんなで、ガスガスの道を歩き、小蓮華岳(2766m)に到着。
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お願いだから晴れて〜!!
稜線をルンルンで歩き、白馬岳(2932m)登頂
その後、太陽が出てきてくれて景色も見えるようになってきました。

ここから先はルンルンの稜線歩きです。やはり稜線歩きは最高に気持ちが良いですね。
ちょっと雲は多いですが、雲海と白馬の山の景色を楽しめました。
素晴らしい景色を楽しめるパノラマコース!
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高度感のある登山道を慎重に進み、白馬岳山頂を目指します。

白馬岳に到着しました!
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山頂は雲が抜けて、青空が広がっていました。やったー!!
白馬山荘でカンパーイ!
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白馬山荘に到着、なんとコロナで喫茶はクローズしていたので(生ビールが…)、売店で缶ビールを購入して乾杯しました!

この瞬間を楽しみに登ってきたので、ビールは絶対に外せません。
白馬山荘の夕食会場は、コロナ対策で一人一人アクリル板で仕切られる徹底ぶりでした!
夕食はこんな感じ、ごはん・お味噌汁はお変わり自由です。
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夕食後、外に出ると、空が焼けていました。
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先日歩いた立山連峰方面や、剱岳が見えました。とてもきれいだった…!
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こんな一期一会な景色に出会えることが登山の醍醐味だなと、しみじみ感じました。
明日からは、祖母谷に温泉に下る、長い試練の道が待っています…。
まとめ:白馬ハイライト楽しめました!
白馬岳に登る最短ルートは、八方の方から大雪渓を通るルートが有名かと思います。
今回の栂池から登るルートでは、いくつかピークを経由し、湿原や池を巡る変化に富んだ景色が楽しめて良かったです。白馬デビューにぴったりの登山コースだと思いました。
ちょっと稜線でガスってしまったのは残念でしたが、まら蓮華温泉や朝日岳などをからめて、まだお花の時期にリベンジしたいです。
翌日からは、いよいよ秘境の祖母谷へ下るロングルート…。また次のブログで紹介します。
▼次のブログはこちら
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