【失敗談から考える】焚き火・直火調理に強いクッカーの素材はどれ?

直火の焚き火

こんにちは、Mountain DCちか(@dc_mountain)です。

元々は登山が趣味だったのですが、昨年の10月からコロナの影響もあり夫婦で一緒にキャンプを始めました。

キャンプブームも後押しして、キャンプ好きな夫の友人と共に、何度かキャンプ場に足を運んで、初心者ながらすっかりとキャンプの魅力に取り憑かれています。

しかし、キャンプ用品を一から全て揃えるにも、莫大なお金がかかりますよね。

そのため、まずは私たちが登山で使っているグッズを流用しながらキャンプをしています。基本的に、登山グッズは軽量・コンパクト・高品質なので、キャンプでもめちゃくちゃ便利ですよ!

しかし、調理器具クッカーについては、キャンプで焚き火・直火で使って大失敗しました…(泣)

この記事では、そんな失敗体験を共有しながら…、焚き火・直火でも使えるクッカー・調理器具の素材について紹介します。

ちか

同じような失敗をしないためにも、是非チェックしてください!

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私たちが焚き火・直火調理で失敗した素材はアルミ製!

キャンプで直火調理
登山用のアルミフライパンを使ってアクアパッツァ・パスタ!

私たちが焚き火で使用して失敗したクッカーは、登山では重宝されているアルミ素材でした。

登山では、基本的にアルミ素材のクッカーが便利です。その理由は、軽量性と熱伝導性の高さからで、持ち運びやすさ・調理のしやすさの点でメリットがあります。

その反面、へこみやすくて、耐久性が弱いことがデメリットです。缶ジュースを想像すると素材がわかりやすいのではないでしょうか。

私が登山用に愛用していた、アルミ素材のフライパンを焚き火で使ったら、以下のようになりました。

  1. まず、焚き火で使用したことによって、フライパンが真っ黒になりました!
  2. 家でススを落とそうとゴシゴシ洗ったら、フライパンの表面加工が剥げてボロボロになりました!
  3. 取手の部分が火力にやられてやや変形し、折り畳みづらくなりました!

その時の写真が以下です。

燃えるフライパン

「ふたりソロキャンプ」の漫画を見て憧れていたビア缶チキンを作ろうと、フライパンをガンガン火にかけてしまったのです…

フライパンはダメになりましたが、ビア缶チキンは、とてもおいしかったです(笑)

▼キャンプ好きに大人気の漫画「ふたりソロキャンプ」

焚き火・直火によるダメージ

焚き火

登山では、基本的には固形燃料やガスバーナーで調理をします。

その場合には、アルミ素材のように、熱がクッカー全体に伝わりやすい素材の方が調理しやすく適しています。キャンプでも同様に、バーナーなどで調理するような時には、アルミ製のクッカーが便利ではあります。

しかし、クッカーを直接焚き火にかける時には、以下の点に注意して素材を選ぶ必要があります。

  1. ススがついてもOK(硬くてゴシゴシ洗っても痛まないもの)
  2. 直火にかけても変形しない、耐熱性・耐久性に優れたもの
  3. 取手部分がシリコン・ゴムなど溶けやすくないもの
  4. 熱が分散されて調理がしやすいもの(焦げ付かないもの)

焚き火でクッカーを初めて使った時にびっくりしたのは、やはりクッカーがススで真っ黒になったこと!ガスバーナーは燃焼効率が良いのでススが発生しないのですが、焚き火は薪を燃やす過程でどんどんススまみれになります。

しかも、これがなかなか落ちない…(泣)通常の洗剤ではまず簡単に落ちないので、クレンザー・たわしなどを使ってゴシゴシすると、クッカーの素材によっては痛んでしまうのです

なので、ガスバーナーで使う用と焚き火・直火用とは、分けた方が良いと感じています。特に、登山に持っていくときに、ススだらけでは困ってしまいますからね。

また、取手部分がシリコン・ゴムなどで覆われているものがよくありますが、火力によってはゴムが溶けますので注意が必要です。

焚き火・直火調理に強いクッカーの素材はどれ?

人気のダッチオーブン

上で説明したポイントから、キャンプで焚き火・直火調理におすすめの強い素材は、「鉄製」「ステンレス製」です!他素材も用途によってはOKなので、それぞれメリット・デメリットを解説していきます。

鉄製がおすすめな理由

キャンプでよく使われている鉄製の調理器具は、スキレットダッチオーブンが挙げられます。黒くて武骨な見た目がカッコ良くて、使っているだけでテンションが上がりますよね(笑)

素材の色が黒いので、ススが付いても目立ちません!

また、熱をため込む力も強いので、火力の安定しない焚き火でも、調理がしやすいという特徴もあります。

まさにキャンプにぴったりです!!!

デメリットは、重量が重いこと、シーズニングなど手間がかかることです。

使った後には、きれいにした後に空焚きをして、植物性の油を塗ります。手入れをしないと、すぐに錆びてしまいますので要注意です

しかし手間をかけることで、育っていく感覚があるので、愛着を持って長く使える人には最適ですね!

▼ロゴスの鋳鉄製ダッチオーブン使っています!

▼ダッチオーブンの選び方+レビューはこちら

▼スキレットは蓋付きがおすすめ!ロッジのスキレットは売り切れ続出する大人気商品です。

ロッジのスキレットは厚みのある鋳鉄製で、熱じっくりゆっくり伝えるので、食材の旨味を芯から引き出します!ロッジのスキレットで焼くと本当に何でもおいしくなります。

▼焚き火専用のフライパンがオシャレで機能的!

ステンレス製もキャンプ向き!

ステンレス素材もキャンプに向いています。

頑丈で扱いやすく、料理が冷めにくいので、煮込み料理などにも適しているので、積極的に利用したい素材です。

ステンレス素材の良いところは、鉄製と比べてサビにくいところ。最近では、鉄製のデメリットをカバーした、「オールステンレス製のダッチオーブン」などが人気を集めています。

銀色のボディはススで黒くなってしまいますが、素材が丈夫なので洗剤・クレンザーでゴシゴシ洗っても大丈夫なところも嬉しいですね。

それに、キャンプ専用で使えば、多少の汚れも味があってカッコ良く見えてくるはずです。

個人的に、ステンレス製のダッチオーブンが欲しいと思っています。ステンレスだと錆びないので、煮込み料理などを作った後に、そのまま鍋に入れておいてOKなのです。

アルミ素材はハードアドナイズド加工が頑丈!

アルミ素材の場合には、焚き火にも使用可能な、ハードアノダイズド加工されているものがおすすめです。

ハードアノダイズド加工は、硬質アルマイト処理加工とも呼ばれています。アルミ素材の強度を高める加工で、摩擦・熱に強い特徴があります。

アルミ製のクッカーの多くは、鍋などの外側を「ハードアノダイズド加工」、内側を焦げ付き防止のために「フッ素加工(テフロンなど)」でコーティングしていますが、内側のフッ素加工は、熱・摩擦に弱いので、焚き火でどうしても痛んでしまいます。

アルミ素材のクッカーを使う時は、ある程度は、消耗品と割り切って使う方が良いかもしれません。

なんだかんだ、日本人が大好きなお米を炊くのには、熱伝導性が高い「アルミ」が一番です!

▼プリムスのハードアドナイズド加工のクッカー(内側はフッ素加工)

プリムスの定番商品で、持っている人が非常に多いクッカーです!

▼トランギアの全面ハードアノダイズド加工クッカーセット(フライパンの内側のみフッ素加工)

トランギアは、メスティンで有名なメーカー。前面ハードアノダイズド加工なので、熱に強く頑丈です!

湯沸かしメインであれば軽量なチタンもOK!

チタンは、頑丈・軽量であることが魅力。アルミ素材よりも軽いので、軽量性重視の登山では重宝されます。

熱伝導性が低いので炒め物などの調理には不向きですが(熱が一点に集中し焦げ付きやすいため)、湯沸かしや汁物を作るには、非常に便利な素材です。

よくチタン製のマグカップやシュラカップを利用している人がいますが、逆に熱伝導性が低いおかげで、直火で温めているところだけ熱く、飲み口は冷たいままというところがメリットです。

使い込むと色が変わって味が出るので、チタン素材のファンも多いです。

チタンは少し高いので、小物から揃えるのがおすすめ!

▼スノーピークのチタンマグは定番!

直接コップを火にかけたければ、シングルウォールを選びましょう!

▼EPIのチタンクッカー

軽量のチタン素材ですが、熱伝導性の低さをカバーするため、底面にアルミを吹きかける加工がされている優れものです!

まとめ

焚き火・直火で使えるクッカーの素材をまとめました。

結論としては、焚き火・直火でガンガン使い倒したいのであれば、「鉄」または「ステンレス」素材をおすすめします!大人数で料理するファミリー・グループにもおすすめです。

他、アルミ・チタンにも、それぞれのメリット・デメリットがあります。

アルミ素材は、耐久性を補強してくれるコーティングにも注目して選ぶのがおすすめ、軽量なのでソロ・キャンパーにもメリットが大きいです。

チタンは高価な素材、湯沸かしや汁物専用として使うことをおすすめします。マグカップやシュラカップが人気ですよ!

では、また購入したクッカー等レビューしたいと思います!

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