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【元添乗員が解説】イタリアのヴェネト州で飲めるワイン・飲み物は?

ヴェネツィアのカフェ

イタリアのヴェネト州にある山岳リゾート・コルチナダンペッツォ周辺は、世界遺産ドロミテエリアでハイキング・スキーで賑わいます。

そんなドロミテエリアの一部である、ヴェネト州で飲みたいワイン・飲み物の種類を解説していきたいと思います!コルチナには行かないよ…という人も、有名な観光地であるヴェネツィアもヴェネト州の一部ですよ。

ヨーロッパのワインと言えば、まずはフライス、次にイタリアが有名ですよね。イタリア国内の中でも、ヴェネト州のワインの生産量はイタリア国内でもトップクラスの実績を誇ります。

イタリアは安くてカジュアルに飲めるワインや、地元ならではの土着品種のぶどうで造られたワインが山ほどあるのです。ワインは詳しくないけど…という人も、せっかく現地に行ったからには、地元のお食事と合わせてワインを飲みたいですよね!

この記事では、イタリアのヴェネト州(コルチナダンペッツォ・ヴェニス・ヴェローナなど)で飲めるヴェネト州のワインと、その土地ならではの飲み物を紹介します!有名なものは日本にも輸入されていますので、家飲みでもぜひ!

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イタリア・ヴェネト州で飲めるワインの種類

ベネツィア本島
ベネツィア本島

イタリアのヴェネト州のワインを代表する3種類のワインを紹介します!

  1. スパークリング:プロセッコ/PROSECCO
  2. 白ワイン:ソアヴェ/SOAVE
  3. 赤ワイン:ヴァルポリチェッラ/VALPOLLICELLA

コルチナ・ダンペッツォでハイキング・スキー、ヴェネツィアやヴェローナで観光する際には、ぜひ飲んでみてくださいね!

スパークリング:プロセッコ/PROSECCO

ヴェニス空港からコルチナに向かう途中にある、トレヴィーソ県周辺で作られています。スパークリングワインと言えば、フランスではシャンパン、スペインではカヴァが有名ですが、イタリアはプロセッコです!

あまり日本人には馴染みが少ないかもしれませんが、シャンパンやカヴァと比べると、甘さ控えめでドライなスパークリングワインです。

プロセッコは、タンク内発酵で造られたスプマンテで、泡が大きめで軽やかな印象があります。一方、シャンパン・カヴァはトラディショナル方式で、きめ細やかで消えにくい泡が特徴です。

プロセッコで使われているぶどうの品種は、グレーラ種を85%以上、他25%まではいくつかの土着品種またはピノ系がブレンドされます。2009年までプロセッコと呼ばれていましたが、商品名を守ために”グレーラ”と名前を変えて、法改正までされたそうです。

プロセッコは、高品質にもかかわらず価格が安い!ということもあり、今世界中で大人気のスパークリングワインです!生ハムやソーセージ、フルーツを使った前菜などと一緒に、食前酒としてお楽しみください。

余談ですが、スイスインターナショナル航空の機内でも、頼めばプロセッコ出してくれますよ♪

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プロセッコの格付け
  1. プロセッコ/PROSECCO
    最も手に入れやすい(DOC)
  2. プロセッコ・スペリオーレ/PROSECCO SUPERIORE
    生産規定によって高品質だと認定されたプロセッコ(DOCG)
  3. コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ&コッリ・アゾラー二/CONEGLIANO VALDOBBIADENE & COLLI ASOLANI
    限られた生産地で造られた非常に上質なプロセッコ(DOCG)
プロセッコの糖度の分類
  1. ブリュット:残糖度0-12g/l (★今流行っているみたい)
  2. エクストラドライ(極辛口):残糖度12-17g/l)
  3. ドライ(辛口):残糖度17-32g/l

白ワイン:ソアヴェ/SOAVE

ヴェネト州のヴェローナ県で作られている白ワインで、イタリアで「心地よい」を意味する名前の通り、フレッシュで爽やか、ミネラルを感じる軽い飲みごごちが特徴です。

しかし若いタイプ熟成タイプとでは味わいも変化、熟成されたヴィンテージワインでは芳醇な香りとコクが加わり、さまざまな面を見せてくれるワインでもあります。

ぶどうの品種は、元々ギリシャが起源だとわれているガルガーネガを70%以上、他シャルドネやピノ・ビアンコなどを30%までブレンドします。ガルガーネガは、今ではシチリア島でも栽培されているグレコニコと同じぶどうの品種なのだそう。

北イタリアの爽やかな気候にぴったり、カジュアルに飲めるデイリーワインとして愛されています。近年では日本でもよく見かける、イタリアを代表するワインの一つです。

料理は魚貝類・鶏肉、豆腐などと相性が良いのだとか。魚介やチーズのリゾット・パスタなどと一緒に飲むのもおすすめです。日本食とも合わせやすいので家飲みにもおすすめです!

ソワヴェの種類
  1. ソワヴェ/SOAVE
    一般的に飲まれているフレッシュなタイプ(DOC)
  2. ソアヴェ・スペリオーレ/SOAVE&SOAVE SUPERIORE
    スペリオーレは他のソアヴェ名柄よりも熟成期間が長いことが特徴
  3. ソアヴェ・クラシコ/SOAVE CLASSICO
    丘陵地隊にある昔ながらの優良な畑で作られる。熟成にも耐えうる芳醇な香りとコクが特徴(DOC)

赤ワイン:ヴァルポリチェッラ/VALPOLLICELLA

ヴェネト州のヴェローナ近郊にある、ヴァルポリチェッラ村で作られている、イタリアを代表する高級赤ワインです。ヴェローナはロミオとジュリエットの舞台といても有名ですよね。

別名はアマローネと呼ばれていますが、日本ではこちらの呼び名の方が知られているのかもしれません。イタリアワインの中でも、ファンが多い至高のワインです!

ぶどうの品種は、主に4種類の固有品種コルヴィーナ・コルヴィノーネ・ロンディネッラ・モリナーラが使われていて、中でもコルヴィーナ種とコルヴィーネ種は、最高峰の優れたワインを生み出すことで知られてます。

さまざまな品質による分類がありますが、最も世界的に評価されているのが「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ」です。

アッパシメントと呼ばれる製法で作られるが特徴で、陰干ししたブドウを発酵させ、甘みや旨味が凝縮されたぶどうから作られる希少なワインです。

日本で購入すると非常に高額ですが、現地では手に届くお値段で手に入ります!ぜひ味ってみてくださいね!

品質による分類(番号が下になるほど高級に!)
  1. ヴァルポリチェッラ・クラシコ/VALPOLLICELLA CLASSICO
    比較的フレッシュさを残した、カジュアルなワイン
  2. ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ/VALPOLLICELLA SUPERIORE
    樽熟成して香り付け
  3. ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ・リパッソ/VALPOLLICELLA SUPERIORE RIPASSO
    アマローネに使ったブドウの搾かすを再利用して風味づけするので、アマローネに近い味わいを手頃で楽しめる
  4. アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ/AMARONE DELLA VALPOLICELLA
    世界中で愛されている、イタリアを代表する高級赤ワイン
  5. レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ/RECIOTO DELLA VALPOLICELLA
    アマローネと同じく、アパッシメント(干しぶどう)製法でつくられる最高級の甘口ワイン

その他におすすめの飲み物!

その他にも、ヴェネト州に旅行に行ったら飲んでほしい、おすすめの飲み物を紹介します。

特に、スプリッツは気軽に飲めてアルコール度数も低いので、ぜひ試してみてください!

グラッパ

グラッパはイタリアでよく飲まれている食後酒で、ワインを作る時に余ったブドウの搾かすで造られています。

消化を促進する効果があるそうで、よくレストランの食後にサービスで出してくれたりしますが、アルコール度数は高く40度以上あることも。お酒に弱い人は手を出さないほうが無難です!

私は添乗中にサービスで出てきたグラッパを、お酒の飲めないお客さんの代わりに数杯飲んでフラフラになった経験があります…。

グラッパをエスプレッソで割った、「カフェ・コレット」という飲み物も飲んだことがありますが、グラッパのインパクトが強くて、ほぼグラッパの味でした…笑

スプリッツ・アペロール

スプリッツ・アペロールは、夕方街を歩いていると、ほぼ100%の確率で飲んでいる人を見かけるイタリアで大人気のカクテルです。オープンテラスのレストランやバーで、ワイングラスに注がれたオレンジの飲み物を見かけたら、それが「スプリッツ・アペロール」です。

アペロールとは、イタリア産のカンパリに似たオレンジとハーブのリキュールで、プロセッコと炭酸水で割って飲まれているのがスプリッツです。

スプリッツとは、元々はワインを炭酸水で割ったもので、イタリアがオーストリアに統治されている時に持ち込まれた歴史があるそうです。

イタリアで注文する時には「スプリッツ」と言えば「スプリッツ・アペロール」が出てきますが、オーストリアでは今でもワインの炭酸割りが出てきます。すぐ近くの国なのに、違いがあって面白いですよね(笑)

▼私は家でも炭酸割りにして飲んだりします。暑い夏にぴったりです!

まとめ

ヨーロッパのさまざまな国の中でも、イタリアは私の一番のお気に入りです。たくさんの文化的な遺産もありますが、何より、自然が素晴らしい!ワイン・食事が安くておいしい!

もっとたくさんの人に、ドロミテのスキーやハイキングの良さに興味を持ってほしい、その土地の文化や食事・ワインについて知ってほしい!と思って、今回の記事を書きました。

今はまだコロナの影響で海外旅行ができませんが、幸い日本にはたくさんのイタリア料理店がありますし、お店でもイタリアワインが手に入ります。ぜひ、イタリア旅行気分で楽しんでみてくださいね。

旅行が再開された折には、ぜひヴェネト州を訪れて、地元のおいしい食材と共にワインを味ってくださいね!あー待ち遠しい〜!

▼参考にした本。気になるワインを調べる辞書のように使えます。

著:マデリーン・パケット, 著:ジャスティン・ハマック
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