スイスの原風景が残る可愛い村【アッペンツェル】の観光スポット!

こんにちは、Mountain DCちかです。

以前ヨーロッパ・アルプス専門の旅行会社に勤めていた経験から、スイスやヨーロッパ・アルプスのマイナーな観光スポットにも詳しくなりました。

これから紹介するスイスの「アッペンツェル」には、過去何度も訪れています!それほどアッペンツェルには思い入れがあり、個人的にも気に入っている場所です。

そんな経験から、今回はアッペンツェルについての概要、周辺で楽しめる観光スポットをご紹介します。また、アッペンツェルには展望台やとっても素敵なハイキングスポットもありますので、別記事にて案内できればと思っています。

スイスはマッターホルンやアイガーなどの山岳リゾートが有名ですが、ローカル電車に乗って小さな町巡りも楽しいですよ。

では、早速アッペンツェル観光に行ってみましょう〜!

目次

スイスの伝統ある村【アッペンツェル】の基礎知識

可愛らしい建物が並ぶアッペンツェルの村
可愛らしい建物が並ぶアッペンツェルの村

スイスの東部に位置するアッペンツェルは、チューリッヒ空港から電車で約1時間40分の距離です。スイスの中でも、最も小さな州であるアッペンツェル・インナーローデン準州の州都です。

近場にはザンクト・ガレンなどの大都市がありますが、そこからアッペンツェルに向かう真っ赤なローカル列車揺られると、スイスの昔ながらの牧歌的な風景が広がっています。そんな牧草地に囲まれた人口7,000人ほどの小さな村がアッペンツェルです。

牧草地に囲まれたアッペンツェルの村

観光地化が進むスイスの中でも、地元ならではの伝統・風習が変わらずに息づくエリア。今でも地元レベルの政治的な決定を挙手で決める「ランツゲマインデ(野外議会)」が有名です

ランツゲマインデは、なんと中世の頃からスイスでおこなわれてきた直接民主制の原型とも呼べる制度なのですが、現在スイス国内では、グラールスとアッペンツェルの2州のみが昔ながらの方法を継続しています。また、1991年に初めて女性の参政権が認められるなど、非常に保守的な村でもあるのです。

4月の最終日曜日に開催され、村の有権者たちがこぞって伝統衣装で正装し、下の写真の広場に集まります。ちなみに採決結果は目測のみで行われ、わざわざ挙手した人の人数を数えることは、よほどの僅差でなければしないそうですよ!

アッペンツェル広場
ランツゲマインデが開催される広場(ホテルセンティス前)

そんな村中心の広場につながるメインストリートには、16世紀〜17世紀の歴史ある協会・修道院・市庁舎や、独特な看板や壁画が特徴のカラフルで可愛らしい建物が並びます。

趣向の凝らした看板が並ぶ

そんな村の中を散策しながら、昔ながらの製法で作られた特産品の「ビールやチーズ」伝統工芸品(刺繍・カウベル・木工品・レース・織物)などを見てまわるのも非常に楽しいですよ!

アッペンツェル カフェ
お土産屋さんやカフェ巡りも楽しい!

可愛らしい建物だけではなく、村の人たちの生活が見えるところも、なかなか興味深いです。ぜひ色んなところに注目しながら歩いてみてください。

アッペンツェルの魅力ある観光スポットを紹介!

センティス展望台のパノラマレストラン

早速、アッペンツェル周辺の4つの観光スポットを紹介していきます!ぜひ、アッペンツェルの村に連泊して、楽しんでくださいね〜。

  1. アッペンツェル・ビール醸造所
  2. アッペンツェル・チーズ工場
  3. アッペンツェル習俗博物館
  4. センティス展望台

アッペンツェル・ビール醸造所

まずは、アッペンツェルのメインストリート近くにある、ロッハー・ビール社(Brauerei Locher AG)のビール醸造所を紹介します!

あまり知られていませんが、アッペンツェルは伝統的なビールの産地です。スイスインターナショナル航空の機内食で「スイスビール」を頼むと、アッペンツェルのビールが出てくるほどスイスでは広く飲まれています。

アッペンツェルのロッハー・ビール社は、今なお伝統的な製法(手作り)で作っている唯一の醸造所です。ビールの製造の過程や原料などが学べる資料館の見学、ショップでテイスティングなどが楽しめます。

アッペンツェルビール
ビールのパッケージデザインがたくさん!

たくさん種類のあるビール瓶パッケージも可愛らしく、眺めているだけでも楽しいですよ。アルプスの新鮮な湧水で作られたビールの他に、ウィスキーの製造も手がけています。

資料館への入場は無料!ドイツ語・イタリア語・フランス語・英語のオーディオガイドもレンタル可能です(日本語はまだありません…)

アクセス

メインストリートから少し外れたジッター川沿いにあります。アッペンツェル駅からは徒歩5分、村中心の協会からは2分の立地です。

ロッハービール社:Brauerei Locher AG
入場料:無料
ホームページ:https://www.appenzellerbier.ch/en/home.html
住所:Brauerei Locher AG · CH-9050 Appenzell 
電話: Tel. +41 71 788 01 40

アッペンツェル・チーズ工場

アッペンツェルチーズ工場
アッペンツェルチーズ工場

スイスと言えばチーズを思い浮かべる人が多いと思いますが、アッペンツェラーチーズはスイス3大チーズの一つです。ちなみに、他の2つはエメンタールチーズとグリュイエールチーズで、日本でもよく見かける種類です。

8世紀頃から作られてたという伝統あるハードタイプのチーズで、熟成させる前に、白ワイン、シードル(りんごのお酒)、独自スパイスが配合された秘伝の塩水で磨くことで、アッペンツェルチーズ独特なスパイシーな風味を生み出しています。

その独自スパイスの配合はトップシークレットで、選ばれし2名のみがレシピを受け継ぐことができます。そのようにして、秘密を外に漏らすことなく、確実に伝統を継承しているのですね。

そんなアッペンツェルチーズの事を知れるチーズ工場が、アッペンツェルの郊外の「Stein」にあります。

アッペンツェルチーズの歴史だけでなく、チーズを作っている様子も見ることができますよ。もちろん試食もあるのでお楽しみに!

アッペンツェルチーズ工場
チーズ作りを見学!

また、施設内にあるレストランでは、アッペンツェル地方の伝統的な料理や、チーズフォンデュ、ラクレットなどが食べられます。

アクセス

アッペンツェル駅前からバスが出ています。チーズ工場最寄りのバス停は「Stein AR」です。1時間前までに電話予約の上、ポストバスで工場へアクセスできますよ。
予約は電話と書いてありますが、、駅前のポストオフィス(郵便局)で尋ねてみてください。たぶん対応してくれます。

アッペンツェル・チーズ工場/Appenzeller Schaukäserei
入場料:15CHF
ホームページ:https://www.schaukaeserei.ch/en
住所:Dorf 711 | CH-9063 Stein AR
電話:+41 (0)71 368 50 70

アッペンツェル習俗博物館

アッペンツェル習俗博物館の歴史ある建物

アッペンツェルのメインストリートにも民族博物館があるのですが、電車で15分程度でアクセスできるウルネッシュ(Urnäsch)にある「アッペンツェル習俗博物館」がおすすめです。

観光局を兼ねた建物の中には、1階〜3階までアッペンツェル地方の暮らしや伝統文化を知ることができる品々が展示物されています。特に、大晦日の伝統行事である「シルヴェスタークロイゼ」の衣装などが面白く、つい時間を忘れて滞在してしまうことでしょう。

アッペンツェル地方の伝統的な民族衣装
アッペンツェル地方の伝統的な民族衣装
細かい装飾の施されたベルト

博物館の展示物エリアに進む前に、アッペンツェル地方の文化・歴史が分かるビデオを日本語で見せてくれるので、より理解が深まりますよ。

その後の観光も、より楽しくなるはずです!

アクセス

アッペンツェル習俗博物館/Appenzeller Brauchtumsmuseum
入場料:8CHF(大人)
ホームページ:https://www.museum-urnaesch.ch/francais-english-italiano
住所:Dorfplatz 6 9107 Urnäsch
電話:+41 71 364 23 22

センティス展望台

センティス展望台とクールフィルシュテン山
センティス展望台とクールフィルシュテン山

アッペンツェルにはいくつか展望台があるのですが、その中で一つ観光地として選ぶなら、アッペンツェル地方で一番標高の高いセンティス山(2501)山頂にある「センティス展望台」をおすすめします!

ツェルマットやグリンデルワルトのような高山帯の派手さはありませんが、国境近くに位置することから周辺6カ国まで見渡せる絶景が待っています。

また、アッペンツェル周辺の独特な地形は、迫力があって楽しめると思いますよ。

センティス展望台からの景色
センティス展望台からの景色(この写真は4月)

特に面白いのが、アッペンツェル近郊のトッケンブルク地方にあるクールフィルシュテンという山

ギザギザと7つのピークがあるところがとてもユニークで、日本でも売っているスイスのチョコレート「トブラローネ」の形のモデルになったと言われていますよ(1枚目の写真に広告もありますね!)

7つのピークを持つクールフィルフィルシュテン山
7つのピークを持つクールフィルフィルシュテン山

ぜひ山頂レストランでアッペンツェル地ビールを片手に、素晴らしい景色を楽しんでくださいね!!!とっても気持ち良いですよ〜。

センティス展望台でビール!
テラス席でランチ&ビール

アクセス

ロープウェイ乗り場の「シュヴァガルプ/Schwägalp (Säntis-Schwebebahn)」
アッペンツェルからウルネッシュ(Urnäsch)まではローカル電車で、そこからバスに乗り換えてSchwägalp (Säntis-Schwebebahn)で下ります。電車・バスで約1時間40分です。

ウルネッシュ(Urnäsch)には上で紹介したアッペンツェル習俗博物館があるので、センティス展望台観光と組み合わせると効率よく回れますよ!

センティス展望台/Säntis-Schwebebahn
往復ロープウェイ料金:
ホームページ:https://www.appenzell.ch/en/alpstein/cableways/saentis-cableway.html
住所:Säntis-Schwebebahn9107 Schwägalp
電話:+41 71 365 66 66

▼スイスのチョコレート「トブラローネ」はこちら

まとめ:次回はハイキング情報をお届け!

私がスイスで一番好きな「アッペンツェル」の観光スポットを紹介しました!

アッペンツェルは知る人ぞ知る観光地なので、まだ知名度はあまり高くありません。また、スイス観光をする人にとっては、他にもっと有名なところがあるので、立ち寄るにしても1泊だけで済ませてしまう人も多いことが現状です。なので、今のところアッペンツェル観光をする人は、スイスが大好きなリピーターがターゲットになるのかな…と思っています。

しかし、ここまで昔ながらの伝統や地元色が色濃く残る観光地って珍しいのではないでしょうか。なので、本当のスイスの原風景を見てみたい人、スイスの文化的な面に興味がある人には、非常におすすめできる場所だと思います。

そして、アッペンツェルには周辺にハイキングスポットもたくさんあるのです!ぜひ、ゆっくりと連泊で滞在して、周辺ハイキングも含めて楽しんでほしいと思っています。

▼アッペンツェル周辺のおすすめハイキングコース

アッペンツェルに3泊すると、宿泊施設から「アッペンツェル・ホリデー・カード」がもらえます!
・周辺の公共交通機関(電車バス):無料
・チーズ工場の入場料:無料
・アッペエンツェル習俗博物館・民族博物館:無料
・一部の展望台(ロープウェイ):無料(センティス展望台は対象外です)

▼スイス関係でおすすめの本

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